冬の京都府立植物園の観覧温室にはチョコレートとお菓子がいっぱい?
冬。
草は枯れ、落葉樹は葉を落とし、花も極端に減ってしまう冬。
植物園にとっても文字通り冬。
そんな冬の京都府立植物園。
観覧温室では冬もなんのその。
いろいろな植物が葉を茂らせ、花を咲かせています。
そんな温室でチョコやお菓子に関係する植物がありました。

※画像スライドできます ⇒⇒
まずはカカオ。
言うまでもなくチョコレートの原料です。
熱帯有用作物室でいくつもの実をつけていました。
カカオ アオイ目 アオイ科 カカオ属 |
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カカオの実は幹や太い枝につくのが特徴で、枝も葉もない太い幹に鈴なりになっているのは、なんか妙な感じです。

幹になっているカカオの実
この実の中に入っている種を発酵させて作るのがチョコレートの原料のカカオマス。
カカオマスから脂肪分を取り除いたのが、ココアになります。
カカオの花の方はこちらに。
【ラグビーボールみたいな実がチョコレートになるまで★カカオとココアとチョコレート】
次はバニラ。
アイスクリームの「バニラ」のバニラです。
チョコレートに使われることは多くありませんが、洋菓子にはよく使われる材料です。
バニラは蘭の仲間で、種が使われます。
バニラ プラニフォリア ヴァリエガタ ラン目 ラン科 バニラ属 |
![]() |
といっても甘い香り付けのためで味付けではありません。
バニラの種もカカオと同じように食材にするためには発酵させることが必要です。
ラン室・アナナス室でみがなっていました。

茎のように見える緑色の棒状のものがバニラの実
そしてバニラと同じラン室・アナナス室の出口近くにあるオンシディウム(オンシジューム、オンシジウム)。
その園芸品種のシャーリイ・ベイビー‘スイート フレグランス’。
お菓子に使う植物でありません。
でも、花が「チョコレートの香り」がすると書いてあります。
オンシディウム シャーリイ・ベイビー‘スイート フレグランス’ ラン目 ラン科 オンシジューム属 |
![]() |
確かに甘い香りがします。
となりの別のオンシジウムは香りはしません。
この品種独特のようです。
ただ、甘いもののカカオ特有のコクのある香りはなく、チョコレートと言うよりもチョコ風味のお菓子の香りと言った感じです。

オンシディウム シャーリイ・ベイビー‘スイート フレグランス’の花
京都府立植物園にかぎらず、冬は植物園の温室に行ってみると、なにか面白いことをやっているかもしれません。
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