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金剛山 崩れゆく?白亜紀の花崗岩の山


 クライマーしまへびに出会った金剛山黒栂(くろとが)谷の奥、カトラ谷道の入口。

 今年大きな砂防ダム(堰堤(えんてい))の工事が行われたようで、木が切られ、谷が広げられていました。

 登山道になる北東側斜面もきれいに切り落とされています。



大きな地図で見る
カトラ谷道の入り口付近の場所


 露出してまだ数ヶ月。
 コケも草も生えていない新しい地層が露出しています。

 そこをジムグリが直登(ヘビなので少し蛇行)していったのですが、その地層は大粒の砂がほとんどでした。

 砂があるということは、川を流れて来て堆積したわけですが、金剛山は中生代(ちゅうせいだい)白亜紀(はくあき)花崗岩(かこうがん)の塊の山。

 川の下流にあった地層が盛り上がったわけではないはず。
 この砂を積もらせたのは一体誰でしょうか。



カトラ谷道入口辺りの様子
カトラ谷道入口辺りの様子
シマヘビが登っていったあたりの切り崩されたばかりの壁
シマヘビが登っていったあたりの
切り崩されたばかりの壁
 谷の幅が広いこのあたりの(がけ)面は、荒い砂(真砂)の中に割れた大小様々な花崗岩の石が埋もれています。
 つまり、このあたりは山の上の方から流れてきた真砂が溜まったところです。




 金剛山は山頂近くでも花崗岩の岩盤を見かけ、落ち葉をのけると花崗岩が風化した真砂があるようなところです。

 目の前の厚く積もった砂は色からして真砂、風化した花崗岩です。

 と言うことは大きな川がどこか遠くから運んできた砂ではなく、金剛山の山自体が風化し崩れてきたものなのでしょう。多分。



奥の方の堰堤
奥の方の堰堤
奥の堰堤付近は岩盤が見えます
奥の堰堤付近は岩盤が見えます
 奥の方になると他に幅も狭くなり、花崗岩の岩盤がそのまま露出しています。
 つまり、このあたりは真砂がたまらず下流へ流れていくようなところです。




 山が風化し削れていくのは当然ですが、それが少なくとも数メートルも堆積しているのには驚きました。

 このあたりは1125mの金剛山が一気に数百メートル下がって傾斜が緩やかになったところ。
 それでも標高は700mもありますし、の地図の時間から言っても四合目あたり。

 上から流されてきた真砂が数メートルも積もるというのは、そんなにすごい勢いで金剛山は風化(くすれて)しているのでしょうか。



錦織公園展望台から見た金剛山
錦織公園展望台から見た金剛山




 金剛山には堰堤が多いような気がしますし、今も増えています。

 花崗岩は硬いのですが風化しやすい性質を持っています。
 風化して真砂になった花崗岩はどんどん溜まっていくと、大雨などで一気に流れて土石流になり、下流地域に災害を起こしますことがあります。

 砂防堰堤があちこちにあるのは風化しやすい花崗岩の山というのが大きな理由なのでしょう。



 神戸から宝塚にかけてある六甲山も同じように花崗岩でできた金剛山と同じくらいの1000m足らずの山です。
 こちらは海抜数十mから一気に1000m近くまで標高が上がるので、昔から土石流の多いところでした。

 神戸側から見た六甲山と比べれは、大阪側から見た金剛山はゆるやかな山。

 そのため一旦途中で溜まった真砂が、百年に一度のような大雨で一気に土石流になるのかもしれません。

 あちこちに砂防堰堤を作り続けなければならないほど風化しやすい山のようです。



◆関連タグ 金剛山 金剛山の花 金剛山の植物 金剛山の虫 金剛山の鳥 金剛山の脊椎動物 金剛山の昆虫

■参考外部リンク■
金剛山登山道情報(金剛山のホームページ)
金剛山を歩く
金剛山愛好会
金剛山 金剛山登山道・金剛山ハイキングコース
金剛山四季と風景の写真



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タグ: 金剛山  カトラ谷道  花崗岩 

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新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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