どう見ても銀色に見えないギンヤンマ
大きなトンボを日本では「ヤンマ」と呼びます。
日本で一番大きいのはオニヤンマ。
その次の次の……くらいなのがギンヤンマ。
この記事にはトンボの画像があります。
9月の
カワセミポイントの一つじゅんさい池ではギンヤンマ(銀蜻蜒)がいっぱい飛んでいました。
2匹が縦につながって飛んでいるのもいます。
これはオスとメスのカップル。これから卵をうむのでしょう。
見ていたらギンヤンマのカップルは池から頭を出した岩の上に止まり、下になっている方が腹の先を水の中に入れています。
メスの産卵です。

産卵しているギンヤンマのカップル
上にいるのがオスで下がメス
トンボの産卵にはいくつかの方法があります。
腹の先だけを水中に入れて卵を産み付ける方法、空中から卵を落とす方法、中には水中に潜っていく方法なんてのもあります、
ギンヤンマはものにとまって水中部分に卵を産み付けるタイプのようです。
「ヤンマ」と呼ばれる大型のトンボは飛ぶのが早い上に、あまりものに止まりません。
ですから写真を写すのに苦労します。
つまりこれはシャッターチャンス!
何枚もギンヤンマの写真を撮りました。

産卵を続けているギンヤンマのカップル
腹のつけねのあたりが水色がオス(上)で黄色がメス(下)
“銀”ヤンマといってもどこが銀色なのかさっぱりわかりません。
見れば見るほどオスの腹のつけねの鮮やかな水色ばかり目立って、「ミズイロヤンマ」に名前を変えたほうがいいと思えてきます。
しかしそれはオスのこと。
メスのその部分はちょっと抑え目の黄色。
メスだけが飛んでいたら、ちがう種類のトンボだと思うでしょう。
岩にとまってくれたおかげでオスとメスの両方いろいろと観察することができました。
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