金剛山の登山道の小さな噴水。杜鵑草(ほととぎす)
ここでも秋の花が咲き始めています。
花の種類と量はほかの道と比べても負けてないと思いますが、マイナーで小さい花が多いので、意外と知られていないような気がします。
そんな秋の千早本道で数少ない目立つ花のひとつ?がホトトギス(杜鵑草)。
ホトトギスといっても鳥ではありません。
ユリ科の植物です。

千早本道八合目付近で咲いていたホトトギス
消毒も何もされていない野草ですから虫食いがいっぱいあって当然!
ユリ科ですが、見た目の姿は小さな葉をいっぱいつけ丈も低いナルコユリやチゴユリのような感じです。
しかし花はまったくちがっていて、不思議なかたちをしています。

ちょっとかわったホトトギスの花のアップ
上に向かって開いた花びらは細く別れ、中心から束になった
ホトトギスにはいろいろな種類があります。
花びらが下に反っていないこと、花の真ん中から飛び出た雄蕊の束になったところに紫の斑点がないので、ヤマジノホトトギス(山路杜鵑草)のようです。

雄蕊の束に斑点がないのでヤマジノホトトギスのようです
大きいといっても花の直径はわずか数センチ。背も高くはありません。
登っていく道ばかり見ていたら簡単に見落としてしまうでしょう。
千早本道を歩くときは他の登山者のじゃまにならないよう、危なくないよう気をつけて、足元や道の外へ目を向けると、ホトトギスやもっと小さいな花がいっぱい咲いている様子を見ることが出来るでしょう。

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