公園でセアカゴケグモを見つけました。隣にはトビズムカデがいました。あぶないのはどっち?
公園を散策しているとでセアカゴケグモ(背赤後家蜘蛛)を見つけました。
1995年にはじめて大阪で見つかったオーストラリア原産の毒グモです。
では公園には危険な毒グモがいっぱいいるのでしょうか。
この記事にはクモやムカデの画像があります。
どの程度「危険」なのかはともかく、セアカゴケグモはいっぱいいるでしょう。
でもそれはその公園が特別なのではなく、大阪はセアカゴケグモの定着が確認されている地域の一つで、ほかにも三重県、兵庫、和歌山、奈良でも定着が確認されています。
自治体のホームページなどでは注意喚起されていますが、生活圏に「毒グモ」がいることを知らない人も少なくいないような気がします。
その気になって探せばすぐ見つかるような環境に住んでいるのに、周囲でセアカゴケグモに噛まれた人はまだいません。
ハチやムカデの被害のほうがはるかに話を聞きます。

溝の中で卵を守るセアカゴケグモ
セアカゴケグモについて言えることはいくつかあります。
まず住処が溝の蓋の裏側や崖面の水抜きパイプの中など日常生活であまり接しない場所に住んでいること。
臆病で人影を見るとすぐ奥へ引っ込んでしまうこと。
毒は強いものの量が少なく体の大きな人間では普通は危険な状態にならないこと。
少なくとも、日本在来種の毒虫の中に入れると目立たない存在のようです。

セアカゴケグモと定規
公園で見かけたセアカゴケグモの近くにトビズムカデ(鳶頭蜈蚣)がいました。
トビズムカデは大型のムカデで、その毒は普通は死ぬことはないものの、腫れと痛みに長い間悩まさせることになります。
危険なのはどちらでしょうか。

頭隠して尻と足隠さずのトビズムカデ
ただ、少ないとはいえセアカゴケグモに噛まれて死亡した例が原産地のオーストラリアであります。
もっともそれは血清がなかった50年以上も前の話のようですが、不必要に触らないほうがいいでしょう。

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タグ: セアカゴケグモ 毒グモ クモ トビズムカデ ムカデ 毒虫 害虫
