名前だけでなく見た目も似ているセコイアとメタセコイア
![夏のメタセコイア[長居植物園]](http://blog-imgs-43.fc2.com/i/k/i/ikimono8000/049601.jpg)
夏のメタセコイア
[長居植物園]
メタセコイア。
1939年に北米のセコイアに似た植物の化石として故三木茂博士によって日本で見つけられたメタセコイア。
残念ながら現代の日本では自生しておらず、今から100万年から1000万年前の地層から化石が見つかるばかりです。
というのは今から70年前の日本の話。
中国の四川省(1945年の発見時)に生えていた「
その後、アメリカの科学者から苗をもらい、それを挿し木で増やしていき、小学校をはじめ日本のいたるところに植えられました。
そのため今では珍しい樹木ではありません。
「メタセコイア」の名前の由来は、北アメリカに自生する樹高100メートルに達する世界一高い木の「セコイア」に葉が似ていたからのようです。
つまり、「セコイア」に「超」や「超えて」などの意味を持つ接辞の「メタ」をつけたのでしょう。
そのセコイアの方は、メタセコイアほど見かけない珍しい木かもしれません。
![冬でも青々しているセコイアの木[花の文化園]](http://blog-imgs-43.fc2.com/i/k/i/ikimono8000/049602.jpg)
冬でも青々しているセコイアの木
[花の文化園]
そんなセコイアを見ることができる場所のひとつが、大阪南部の河内長野市にある府立花の文化園。
植物園です。
ここではセコイアとメタセコイアと並んで植えられているのがおもしろいところ。
100メートル近くまで伸びるセコイアに対して、メタセコイアは30メートルくらいまでしか伸びません。
しかしどちらも同じくらいの高さなのは、同じ時期に植えられたからでしょう。
高さのちがいがはっきりと現れるようになるには、あと何年必要でしょうか。
落葉樹のメタセコイアに対して、セコイアは常緑樹。
冬になるとちがいがはっきりします。
![冬のセコイア(左)とメタセコイア(右)[花の文化園]](http://blog-imgs-43.fc2.com/i/k/i/ikimono8000/049603.jpg)
冬のセコイア(左)とメタセコイア(右)[花の文化園]
夏になると、遠目にはまったく見分けがつかなんくなることでしょう。
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