いつまで暑いからと言って秋が来ていないわけではありません ハナワラビ
平地では気温30度を超えるまだ暑い9月中旬。
低山の登山道を歩いていると、ハナワラビの仲間が。

地面から5センチくらいのところで葉を水平に広げ、中心から小さな丸い玉をたくさんつけた胞子嚢穂を出すちょっと変わったシダの仲間。
よく見かけるのはオオハナワラビとフユノハナワラビ。
どちらも冬になっても枯れない冬緑性のシダ。
暑い夏に胞子嚢穂を広げるのはナツノハナワラビ。
なかなか出会えないナツノハナワラビ!
と思ったら。
ナツノハナワラビの葉は深く切れ込み小さな葉がたくさん並んだように見えます。
これは切れ込まず針のように尖った鋸歯が並んでいます。
オオハナワラビと同じ。

オオハナワラビの胞子嚢穂がでてくるのは秋。
暑い日が続いているのですっかり忘れていましたが、今は秋。
オオハナワラビの季節です。
ちょっと胞子嚢穂が開きすぎることと、少し小さいことが気になりますが、少なくともナツノハナワラビではないようです。

いつまで暑いからと言って秋が来ていないわけではありません。
オオハナワラビ
大花蕨
Botrychium japonicum
シダ植物門 マツバラン綱 ハナヤスリ目 ハナヤスリ科 ハナワラビ属
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