草か木かと言う前に意外な植物 バナナ
タビビトノキのように木みたいな草。
身近な植物ではバナナがあります。
黄色い実を食べるあのバナナです。

熱帯の植物なので身近で生えていることは少ないでしょうが、植物園の温室ではけっこう見かけます。
種類にもよるでしょうが、見上げる大きさで、大きな葉をいくつもつけています。

バナナの木ともよばれるほどですが、木ではなく草と言われます。

それだけではありません。
地面の上にすっくと生えている部分は、茎でも幹でもなく、葉なのです。
何枚もの葉の柄のような部分が重なって太い幹のように見えているだけ。
偽茎と言います。
植物園で展示されていた輪切りになっているバナナの偽茎を見ると、たしかに何枚もの葉が重なっているだけで芯はありません。

草か木かという以前に、見えてる部分は葉っぱだったのです。
草か木かと考えるだけで、生き物の想像を超えた多様な姿が見えてきます。
バナナ
甘蕉、実芭蕉
Musa spp.
単子葉類 ショウガ目 バショウ科 バショウ属

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