豆でも蔦でもない マメヅタ
石垣に張り付いて楕円形の小さな葉をたくさんつける植物。

木の枝を這い楕円形の小さな葉をたくさんつける植物。

マメヅタ。
「豆蔦」ですが、ツタではなくシダの仲間。
シダの仲間は深く細かく切れ込んだ大きい葉や、小さい葉がたくさん並んだ大きな葉が多いですが、マメヅタは小さくて楕円形の葉。

ほんとうは葉は2種類。
楕円形は光合成をする葉。
そしてちょっと長細い葉は光合成をして、さらに胞子も作る葉。
裏には2列の胞子をつくる袋の塊。
熟すと全体に広がります。

石垣を覆い、いつまでたっても花を咲かせない不思議な植物をみつけたら、マメヅタかもしれません。
マメヅタ
豆蔦
Lemmaphyllum microphyllum Presl
シダ植物門 シダ綱 ウラボシ目 ウラボシ科 マメヅタ属
着生常緑シダ
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