いつも思うことがあります。「動物」の範囲はどこからどこまで?
いつも思うことがあります。
「動物」の範囲ってどこからどこまでなんだろう。
と。
いろいろな人の話聞いたり、ブログ見たりして感じるのは、「動物」が意味するのはだいたい哺乳類。
そこに微妙に鳥やときには爬虫類が入ることも。
魚は境界から微妙にずれて、昆虫はだいたい「虫」。
ミミズも「ミミズ」。
そんな感じ。
![]() | 新品価格 |

それなら哺乳類は「哺乳類」じゃないのかな?
そもそも「動物」の範囲ってあるのでしょうか?
生き物を科学的に分ける分類学。
そこにでてくるシンプルな「動物」は動物界。
「界」は生物の分類の相当上の階級を表しています。
そこに含まれる生き物は、文字通り動物。
哺乳類や爬虫類の脊椎動物から、虫もミミズも貝も。
ざっくりいうと、動くことができる多細胞の生物のグループ。
とんでもなくものすごい広い範囲です。
ただ、最近は分類が細かくなり、「界」階級は使われないこともありますが。
![]() | 新品価格 |

ところで。
生き物の保護活動をしている団体は数多くあります。
そういう団体の主張を聞いていると、その人達が保護しようとしている生き物以外の視点で見れば、「それは保護じゃなく破壊じゃないの?」と思うことがときおりあります。
自然や環境は、見える生き物から見えない生き物まで無数の生き物が複雑な関係を結んで成り立っています。
特定の生き物の数をむやみに増やしたり減らしたりすると、そのバランスが崩れてしまうことがあります。
無数の生き物がいる中、たった1つや2つの生き物しか見ていないのなら、それは特定の生き物の保護でしかなく、自然や環境の保護ではありません。
そして生き物が生きている環境が崩れてしまうと、結局保護しようとしている生き物も悪い影響を受けてしまうでしょう。
![]() | 【DVD付】動物 (学研の図鑑LIVE) 3歳~小学生向け 図鑑 新品価格 |

日常的な会話なら意味が伝わればざっくりでも十分でしょう。
でも、「自然」や「環境」という言葉を使うときは、できるだけ視野は広く、言葉も漠然とつかうのではなく、ちゃんと範囲をイメージして。
それは「動物」の場合も同じ、ような気がします。
![]() | 新品価格 |

- 関連記事
-
- いつも思うことがあります。「動物」の範囲はどこからどこまで? (2022/04/30)
- このブログでの季節の区切りについて (2018/12/30)
- 日本の生き物の絶滅危惧は現在進行形で進んでいます。環境省レッドリスト2018 (2018/10/28)

theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術