古い写真の中からみつけたいきもの 複雑な形をした数十センチの大きさの単細胞生物 緑藻のミル
ツルナと出会ったところからちょっと離れたところ。
海藻が打ち上げられていました。

色こそ緑ですが、たくさん枝分かれしているのは同じような太さの枝のようなもの。
表面はザラザラした感じで、葉のようなものはありません。
枝状のサンゴのようです。

この海藻はミル。
木や草に近い緑藻のなかま。
食用にもされます。
ミルの表面の小さなつぶつぶは小嚢(しょうのう)と呼ばれる小さな袋になっています。
細い紐状の体から小嚢が生えているような感じ。
どうやら、それが絡みあって太くなっているようです。

実は、ミルはこんなに大きく複雑な形をしているのにたった一つの細胞。
単細胞生物。
なんというか、ふしぎないきものです。
ミル
海松
Codium fragile
植物界 緑藻植物門 アオサ藻綱 ミル目 ミル科 ミル属の海藻
世界の熱帯から温帯の海の浅い海中の岩礁上などに生育
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