あけぼのそうの花たくさん咲いていました。そしてアリもたくさんいました。
9月の低山で出会ったアケボノソウ。
リンドウの仲間の2年草。
一度冬を越してから花を咲かせる植物です。
磁器のような白くてツルッとして硬そうな見た目は、キンポウゲ科のような感じがしますが、リンドウの仲間。
リンドウは青から紫系のイメージが強いので、意外に感じます。
開いた5枚の花びらは、実は根本でまとまっている合弁花。
リンドウっぽくなってきました。

花びらは真っ白ではなく、先の方に小さな青いような緑色のような点がたくさんあります。
真ん中あたりには黄緑色の点が2つ並んでいます。
模様というより、なにか粒のようにも見えます。
これは蜜腺。
蜜が分泌されるところです。
普通、蜜腺はメシベの根本など見えにくいところにあります。
それは、蜜を食べに来た虫に花粉を付けたり、虫について花粉をメシベに付けたりするため。
こんなところで虫に花粉がつくのでしょうか。

別のアケボノソウにはたくさんのアリがいました。
色と形と低山にいそうな普通の種類ということで、トビイロケアリ?
似た種が多いのでよくわかりません。
頭が蜜腺のところにあります。
蜜を食べているのでしょう。

でも、オシベにもメシベにも触れているようには見えません。
いったいどうやって花粉を運んでもらって受粉しているのか。
もっと大きな蝶とかに運んでもらうのでしょうか。
でも、花にいるのはアリかハエなどの小さい昆虫ばかり。
謎です。
アケボノソウ
曙草
Swertia bimaculata
リンドウ目 リンドウ科 センブリ属の2年草
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