大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-〈大阪市立自然史博物館〉玄武洞の玄武岩は黒くなかった?
地下について、いろいろな角度から様々な展示がされている、贅沢な特別展。
玄武岩。
マグマが急速に固まってできた火山岩。
会場にドンと置かれた六角形の岩。
それが玄武岩。


それも名前の由来となった兵庫県豊岡市の玄武洞の玄武岩。
冷えるときに収縮して割れ目が入って六角柱になった柱状節理。

玄武岩の「玄武」は黒を表します。
たしかにテレビや本で見る玄武洞の玄武岩は黒い、というイメージがありましたが、これは暗い灰色という感じ。
ガラスケースに入っていないので顕微鏡モードで。
「さわらないでね!」と書いている通りにして。
白っぽい石の中に黒い点が混ざっているようです。

もっと拡大してみると。
白と灰色と黒が混ざっている様子は花崗岩のようです。
そして黒く見えた点は赤みがかった茶色のようです。

黒いイメージの玄武岩に赤茶色が混じっていたのには驚きました。
ちょっと離れて見るのと、近くで見るのと違う顔。
石は生き物と関係がないように思えますが、この石が砕けて細かくなっていろいろなものと混ざって土になります。
その場所にある石によって土の性質も変わり、そこに生える植物も変わり、そこに住む動物も変わります。
石は生き物と密接につながっています。
石もおもしろい!
■参考外部リンク■
第51回特別展「大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-」|大阪市立自然史博物館

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タグ: 大阪アンダーグラウンド展 大阪市立自然史博物館 玄武岩 玄武洞 柱状節理 火成岩

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