【 大阪市立自然史博物館特別展のはなし】

[カテゴリ リスト] 【表示記事リスト】
ビオトープ
┃《ビオトープとは
山・森・里山
川・湖・池
海岸・干潟・海
公園・緑地・田畑
都市
野鳥・鳥
モズ
哺乳類
爬虫類・両生類
恐竜と化石爬虫類

節足動物
甲虫
昆虫(甲虫以外)
甲殻類
虫(節足動物以外)
その他の海の動物
草花
野菜・食用作物
お茶
樹木
花木
紅葉・黄葉・褐葉
果物・実
コケ・シダ
その他植物について
微生物・菌類・細菌 等
地衣類
博物館・植物園・催事 等
季節
本・DVD・物語・伝承
架空・神話・創作
語彙集
フィールドワーク
リンク
ブログのご利用について


〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-〈大阪市立自然史博物館〉大阪の地下には気候の変動が記録されてます?

 地面の下から見つかるもの、化石。
 大阪の地面のすぐ下は恐竜が絶滅してからのわりと新しいもの。
 だから、今の生き物の仲間も見つかります。
 そういうことをまとめたのが特別展で展示されているこの表。



 たとえばイチョウとメタセコイア。
 どちらも当たり前のように生えていますが、外来種。
 でも、日本で化石がみつかります。
 人間が誕生するよりずっと前の時代の。

イチョウの仲間の葉の化石

メタセコイアの仲間の葉の化石

 表の右側は酸素同位体比からみた気温の変化がグラフになっています。
 それを見てみると。
 350万年はわりと安定していた暖かかったのが、だんだん不安定になり、どんどん寒くなってきます。

酸素同位体比のグラフ
表の上が現在、下がおおよそ200万年前
チバニアンもあります!

 表の左側を見ると、その間にイチョウが消え、メタセコイアも消えてしまいました。
 逆に寒いところが好きが樹木が増えてきます。
 イチョウとメタセコイアの絶滅後も日本が大陸とつながることが何度もありましたが、それは寒いときでしたので日本へ渡ってくることはなかったのでしょう。

植物化石が見つかる年代のグラフ
表の上が現在、下がおおよそ200万年前

 ほかにもいろいろ化石が展示されています。
 実際に表と化石をみくらべるといろんなことが想像できます。

 大阪の地面の下には生き物のうつり変わりの歴史が記録されています。
 そこから未来を想像することもできるかもしれません。
 おもしろい!

 この表は解説書には載っていないようですが、印刷されたクリアファイルが販売されています。

■参考外部リンク■
第51回特別展「大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-」|大阪市立自然史博物館

関連記事
スポンサーサイト



››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 大阪アンダーグラウンド展大阪市立自然史博物館イチョウメタセコイア化石酸素同位体比チバニアン

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

comment

管理者にだけメッセージを送る

二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

検索フォーム
カレンダー
11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
リンク
BLOG & NEWS | 動物プロダクション SCIENCE FACTORY ltd.
けろんの100円で昆虫採集!
相生山からのメッセージ
ななこの『生き物のお世話』ブログ
雑記帳~身の回りの出来事やら自然やら~
とある昆虫研究者のメモ
ACTOW
徳川広和・恐竜・古生物・模型・フィギュア作品ギャラリー
コトラ&ミーのこんにちは ご近所さん
すみれ奏へようこそ
そぞろ歩き
デジカメ・昆虫・写真
くろねこのチラシの裏
どくだみ荘日乗
故郷の廃家
とらログ
ようこそ大阪市立自然史博物館へ
インターネットミュージアム
いきもの を ぱちり!
管理画面
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS