木を白くして咲くヒトツバタゴに集まってくるのは人だけじゃない?
5月初旬。
ヒトツバタゴ、別名なんじゃもんじゃ。
白い花が咲いていました。

ここには他にも植えられていますが、この木が一番きれいに咲きます。

近づいていくと、ほのかに香りが。
キンモクセイに似ているような、でも、まったく強くありません。
そして、なにか、かすかに音が聞こえてきます。
風で葉がそよぐ音ではありません。
植物が出す音ではありません。

なんというか、小さな虫の羽音のようです。
それも羽ばたきがものすごく早い虫の。
よく見ると、花に小さな小さな虫がとまっています。
こちらをむいた顔には大きな複眼。
そこに縞模様が。
ツマグロキンバエです。
よくみると、あちこち飛んでいます。
とてもたくさん。
その羽音が聞こえていたのです。

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ハエと言っても、うんちなどに飛んでくるハエとはちがい、花の蜜を食べます。
でも、こんなにヒトツバタゴに群がっているのは見たことがありません。
今年はツマグロキンバエの発生が早かったのでしょうか。
それとも、今まで気がついていなかっただけなのでしょうか。
ヒトツバタゴ
一つ葉田子
Chionanthus retusus
ゴマノハグサ目 モクセイ科 ヒトツバタゴ属の落葉高木
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