冬の日差しが入る杉の林の林床のひかる綿毛 きっこうはぐま
12月。
大阪の東から南へ走る山地山脈の尾根をつなぐダイヤモンドトレールの薄暗い杉林の中を歩いていると、道端に光るものが。
どうやら草の実の綿毛が、斜めから差し込む冬の陽に照らされていたようです。

綿毛はタンポポよりちょっとかたそう。

葉はロゼット状に地面から直接生えています。
中央から茎を伸ばしてそこにたくさんの花がならんでいます。
よく見かけるカシワバハグマのようですが、葉が小さく、花の茎も短い。

この植物はおそらくキッコウハグマ。
キク科の多年草。
秋の花も終わり、地上部分は枯れ、綿毛のついた果実を残すだけになったようです。
太陽の高さが低い冬だからこそ杉林の林床
キッコウハグマ
亀甲白熊
Ainsliaea apiculata
キク目 キク科 モミジハグマ属の多年草
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タグ: キッコウハグマ 冬の実 ダイヤモンドトレール
