薄暗い低山で出会った真っ赤なやつ! つちあけびの実
9月の低山。
杉の植林のなかで、びっくりしました。
薄暗い下生えの陰に赤いものが生えていました。
それもなんか毒々しい赤。
最近話題の毒キノコ、カエンタケ!
にしては、大きすぎます。
高さは数十センチ。
しかも、茎の先に赤い実が房になってぶら下がっているよう。
キノコではなく、植物です。

この不気味な植物は、ツチアケビ。
ランの仲間で、光合成をしないで菌類から栄養をとってる菌従属栄養植物。
その実です。
カエンタケのような毒はないようですが、タンニンが多くてまずいとか。

図鑑などでは見たことがありますが、今まで枯れた状態のものを植物園で一度見たことがあるだけでした。
ツチアケビは花もちょっとかわっているようなので、来年はもうちょっと早く来ようと思います。

ツチアケビ
土木通
Cyrtosia septentrionalis
単子葉類 キジカクシ目 ラン科 ツチアケビ属の多年草
菌従属栄養植物
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タグ: ツチアケビ 蘭 赤い実 秋の実 菌従属栄養植物 腐生植物
