毎年焼かれるからこそ生き残ってきた? 岩湧山のこがんぴ
秋の岩湧山の山頂近くで咲いていた白い花。

つや消しで4つに分かれ、根元は細い筒になっています。
この花の特徴はジンチョウゲの仲間。
低木のジンチョウゲですが、この花は高さが30センチほど。
まるで草のようです。
というか、一面に生えているススキに埋まってしまいます。
だからススキのない道端に生えているのでしょう。

この花は、コガンピ。
和紙の原料になるガンピに似ていて小さいことが由来。
岩湧山山頂は一面茅場になっています。
ススキが植えられ、春には野焼きされます。
本来、ススキ以外の植物が生えないようにするためですが、意外と生き残る植物はたくさんあります。
ですから、燃やした後に燃え残った木などを刈っています。
コガンピは成長しても1メートルに満たない木。
だから生き残ったのかもしれません。
コガンピ
小雁皮
Diplomorpha ganpi
アオイ目 ジンチョウゲ科 ガンピ属の落葉小低木
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