知るからはじめる外来生物~未来へつなぐ地域の自然~〈大阪市立自然史博物館〉はじまっています!
待ってました!
ほんとにそう思う特別展。
何年も前からミニ展示などいろいろやっていて、今か今かと待っていました。
そして、満を持して今年はじまる!
と思ったらコロナ禍で延期。
そして緊急事態宣言の解除の前に会期が終わってしまいました。
自然史博物館では夏と春に特別展を行うことが基本だったので(最近はなんか変わってきたようですが)、来年まで延期と思っていました。
ところが緊急事態宣言解除後、開催が決まりました!
来年まで待たなくてよかった!

外来生物展。
大阪を中心に外来種の標本と、博物館や友の会の人たちが時間をかけて集めたデータが展示されています。

まず最初に外来種とは何か。

展示パネルによると「本来の生息域ではない場所へ、意図的であるかどうかに関わらず、人間によって運ばれ人間の管理下を離れた生き物」のこと。
例えでこうありました。
「ネコは、室内で飼育されていれば外来生物ではありませんが、野外で自由に生活していたら外来生物です。」
「管理された水田に植えられているイネは外来生物ではありませんが、勝手に湿地に広がれば外来生物です。」

ポイントは2つあるようです。
一つは、人間によって運ばれた生き物。
つまり、自分の力でやってくる渡り鳥などはちがいます。
もう一つは、人間の管理の外にいる生き物。
田畑で栽培されていたり、動物園などで飼育されている生き物はちがいます。

大阪の博物館ですので、大阪が中心ですが、近畿、そして日本、さらに世界へと展示は広がっていきます。

意外な生き物が外来種だったり、見知らぬ外来種が気付かないうちに定着していたり、それらによって在来種がいなくなっていたり。
外来生物を知る機会です。

もちろん、解説書もおすすめです。

■参考外部リンク■
知るからはじめる外来生物|大阪市立自然史博物館 #外来生物展
大阪市立自然史博物館
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