初冬はヤマノイモの旅立ちの季節です。
初冬は実の季節。
特に、冬を越さない一年草や、冬には枯れてしまう多年草とかがいろいろ実を作ります。
ヤマノイモの実。

ヤマノイモはつる性の多年草。
地面の下に食用になる細長い芋を作り、地面の上は枯らします。
春になると芽を出し、イモにためた栄養でどんどん育ち、光合成で作った栄養を新しいイモに蓄えます。
大きく育つともっと大きなイモ、よく育てなかったら小さなイモ。
でも、イモだけでは増えることも広がることもできません。
だから、タネも作ります。
タネは羽つき餃子のように、まわりに羽がついています。
すこしでも遠くへ行くための工夫でしょう。
この実の下には少しすき間が開いています。
そろそろ種が旅立つときなのでしょう。


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