【 哺乳類のはなし】

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日本のトラは絶滅した?


 虎という生き物は日本ではポピュラーな生き物だと思います。

 チームやグループの名前に使われることも多く、親しまれている動物の一つです。

 また、強い動物の代名詞ともなり、さまざまにデザインされたグッズが販売されています。

 それだけ親しまれていることはまちがいありません。



アムールトラ〔天王寺動物園〕
アムールトラ[天王寺動物園]




虎の絶滅

 ではそのトラは、日本のどこに住んでいるのでしょうか?

 動物園!

 そうではなく、自然の中で生きているところです。

 ……

 もちろん、現在の日本でトラが生息しているという場所はありません。
 安心してください。

 ではいつごろ絶滅したのでしょうか。

 少なくとも、日本の歴史がはじまったときには日本にトラは住んでいませんでした。
 日本に住んでいないのに、こんなにポピュラーになった動物というのもめずらしいのかもしれません。

 ではトラはどこに住んでいるのでしょうか。



アジアの北から南まで

 現在トラは北はシベリアから南はインドまで。日本の近くでは中国や朝鮮半島。
 広い範囲に住んでいますが、ざすがに日本には住んでいません。

 こんなにポピュラーな生き物なのに、日本に住んでいないというのはおもしろいことです。
 龍とよくペアになるくらいですから、一つ間違っていれば、空想上の動物扱いになっていたかもしれません。

 ところが日本の歴史が始まるはるか以前、今から数十万年前の地層からトラの化石が見つかっています。
 そのころは日本にもトラが住んでいましたので、日本のトラは絶滅したのはまちがいありません。

 しかし日本に人間が住んでいたとわかっているのは数万年前からですので、日本に住む野生のトラを見たことがある人は、今も大昔もいないのかもしれません。



タグ♦ 天王寺動物園 動物園

■参考外部リンク■
天王寺動物園HOMEPAGE


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タグ: トラ  アムールトラ  天王寺動物園  動物園  干支 

 この記事をアップして4年後の2014年の夏に東京の国立科学博物館で開かれた特別展「太古の哺乳類展」で2万年から1万年前くらいのトラの化石が展示されていたそうです。
 気にはなっていたのですが、東京ということで行けずじまいでした。
 この2万年から1万年前は、ちょうど縄文時代がはじまった時期になります。
 縄文人というと、現在の日本人にもつながるご先祖さま。
 ということで、トラと出会っていた“日本人”はいたかもしれません。

 とはいえ、当時のトラは寒い氷期の日本にいて、暖かくなる間氷期には絶滅してしまいました。
 縄文時代がはじまるのは氷期の終わりごろで暖かくなってからと言われています。
 トラと“日本人”が同時代の日本にいたと思いますが、出会うことはほとんどなかったかもしれません。
 なかなか、おもしろそうです。
 「太古の哺乳類展」は終わってしまいましたが、図録を手に入れて、見てみたいと思います。

2016/07/17追記
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theme : 雑学・情報
genre : 学問・文化・芸術

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弥生時代から奈良時代の虎

** (無署名) さん へ **
(無署名)さんが、弥生後期から奈良時代にかけての日本に野生種のトラ(Panthera tigris)がいたと主張されているという前提で書かせていただきます。
私の認識が誤っている場合はお許し下さい。


1.日本書紀の「虎」の記述は朝鮮半島のことではなかったでしょうか?
2.日本書紀が指す「虎」が「トラ(Panthera tigris)」であると確認されているのでしょうか。
 少なくとも、日本書紀だけをいくら読んでも確証は得られないと思います。
3.日本書紀以外に、特に考古学的に当時の日本にトラ(Panthera tigris)がいた証拠とされるものはあるのでしょうか。
 単一の史料・資料だけで、歴史的な事柄に結論を出すことは、通常一般的ではありません。
4.日本書紀は史書であり日本の古代の歴史については貴重な史料となっておりますが、そこに書かれている事柄がすべて真実であるという前提でいることは、歴史学でもありません。
5.当時の日本に朝鮮半島や中国から人間によってつれてこられたトラがいた可能性は否定しません。


誤解されないように書きますが、私は古代日本にトラがいなかったと決めつける気は微塵もありません。

貝塚や古墳の石室内からトラの骨がいくつも見つかると面白いと思います。
もっとも、それがその時代の日本に野生のトラが生息していたという証拠になりませんが。

ただ、お読みになってお分かりいただけるように、私のブログコメントで縄文以降の日本にトラがいたと主張される方は少なくありませんが、少なくとも納得でき、確認できる情報を示していただいた方は、おられません。

それがとても残念でなりません。



それから誤解されておられるようですので書かせていただきます。

私はインターネットの情報を(すべて)信じないとは書いておりません。

インターネットの情報は玉石混交なので単純に目についた情報のみを闇雲に真実と決めつけるのはよくない、と書いております。

言い換えれば、インターネットには貴重な情報もあり、容易に信じることはできない情報もある。
それを見分ける力が必要だ、と書いているつもりです。
このように解釈していただければ、私の文章や立場はは矛盾しないと思います。

これは、「ネットリテラシー」という言葉で表されております。

インターネットだけでなく、政治やビジネス、もちろん学問などさまざまな場面でも必要なことだと思います。


私の文章に誤解を与えるような至らないところがあったとしましたら、申し訳ありません。



最後に。

私は恥ずかしながら古代の漢文文法も、文字も読むことができません。
したがって日本書紀は現代語訳し活字化したものを読むしかありません。

また、古代日本の動物の実在については、文献史学よりも考古学、自然科学の生物学や古生物学のほうが重要になると思います。
一度、自然史系の博物館で質問してみようと思っていますが、近々その機会が得られそうです。
話を聞くことができれば、その結果をこのブログでも紹介したいと思っております。
そのときはよろしくおねがいします。

No title

ウェブ情報ウェブ情報って。
なんでもインターネット。でもインターネット情報は信じない。
本当に真実を見つける気があるのか。

日本書紀を図書館で読め。 虎は、いた。

虎と狼

** 睦美五郎 さん へ **
縄文時代まで日本に「トラ」がいたとおっしゃっる方は多いのでいろいろ調べるのですが、残念ながらインターネットでは出典不明で何次資料かわからないものばかりで困っております。
また、その「トラ」が生物学的にどのような「トラ」かも定かではありません。

「ネットリテラシー」という言葉があるように、ネット上の情報については安易に「真実」とはできないところがあります。

玉石混交ならぬ、砂浜の中からダイヤモンドを探すような感じで、気になることでもあります。

日本にはオオカミがいて、ニッチがトラと被りそうなところも気になりますね。

縄文時代前期に居た

ちなみに今から20000年~15000年前に日本の野生虎は絶滅した見たいですよ。

Re: No title

** ビーチ さん へ **
不快な思いをさせてしまい申し訳ありません。


ブログの内容については、プロフィールで書いているように私は専門の研究者でありませんので、誤りのご指摘を受けることは多々あります。

ご指摘いただける方には専門家と思われる方もおられましたが、以前から存じ上げている場合以外はたとえ専門家としての肩書を書かれていたとしても(今現在そのような方はおられませんが)、他の方と同じように再確認をしたうえで、必要があれば修正や追記等をしております。
既知の専門的な方からのご指摘でも、自分で確認し判断しております。

指摘された内容をそのまま確認をせず書くことは致しておりません。
私のブログですので、私が責任を持たなければならないから、と考えるためです。


ビーチさんのご指摘をいただきWebで確認しましたが、私自身が確信を持てる情報を見つけることはできませんでした。

文面から、ある程度の確信を持たれていると思い、お聞きした次第です。



次に、文章のことです。

ヒト属に関する痕跡はは数万年以前からあると言われています。

仰るとおり日本列島という広大な地域でヒト属とトラ属が同時代に存在したした可能性は認識しております。

ただ、日本の旧石器時代については、石器捏造事件がありました・
考古学界でも白紙に戻ったところがあり、確認作業が進んでいますが専門家でない私にとってはまだまだ不明な点が多々あります。


それで、テーマが「日本のトラの絶滅」だったこともあり、
ヒト属とトラ属が同時代に存在したした可能性があるので、あえて逆説的かつ仮定的に書きました。

論文ではなく読み物ですので、文学的な表現をさせていただいたのです。



自分で書いた文章ですので、私のブログのようなちっぽけでマイナーなものであったとしても、ビーチさんが書かれるように、責任があると思っております。

時間や費用その他の問題があり、情報収集はインターネットを多用しております。
しかし、よく言われるようにインターネットの情報は本当に玉石混交。
単純に見つけた情報をうのみにすることはできません。

そのため、複数の情報に当たり比較検討等しております。
そして最終的な判断は、ブログを書いている自分で行うことにしております。



ビーチさんが、文章についての責任の重さを十二分に理解しておられることは、文面から理解しております。

ビーチさんのお考えと相容れないところはあるかと思いますが、

文章に責任を持つがゆえに生じる、責任と情報の真偽の板挟みをご理解いただければ幸いです。




最後に、
不快な思いをさせて申し訳ありません。

そして、長文にお付き合いいただき、ありがとうございます。

No title

 以前の書き込みはあなたの「日本に住む野生の虎を見たことがある人はいないかも知れません」という文に対して書いたものです。
 人間と虎が日本で共存していた時代がかぶっていたのかも知れないとご存知だったら日本にも野生の虎を見た人がいたかも知れないと思いませんか?
 まして当時の日本で野生の虎に食われた人がいるのならその人は確実に見ていますよね?
 どうも私の記事にたいするあなたの返信は失礼ですが言わせてもらえば自分の書いたことに責任を持っていないし自分の盲点を指摘されたら怒る人のように思われます。
 素直に人が言うことを聞き入れたほうがいいですよ

Re: No title

** ビーチ さん へ **
日本列島に人類(ホモ属)が住んでいた可能性がある時代と、トラが住んでいた可能性がある時代は重なっています。

また、人骨とトラの骨が近くから出土したという話もあります。


ご指摘いただいたので、あらためてWebで検索いたしたしましたが、ある程度学術的に確かと思われる情報を見つけることはできませんでした。


発見された化石の生物が生きていた時代を特定するのは、結構難しく、後年大きく変更されることも珍しくありません。

日本の地質は骨が残りにくいという特徴がありますが、今後新しい発見があり、学術的にも確かなものになるかもしれません。


人とトラの化石についてかなり確実な情報をお持ちのようですね。
参照できるWebをご存知でしたら、お教えいただければ、幸いです。

No title

 いますよ。
 だって日本からは虎に食われて死んだと思われる石器人の化石も出土していますもん。
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新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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