今年のツノゴケはちょっと元気がない?
コケというとゼニゴケなどの平たい苔類(たいるい)と、スギゴなどの小さい木のような蘚類(せんるい)がよく知られていると思います。
そして、第三のコケとも言える苔類でも蘚類でもないコケがあります。
それがツノゴケ類。
毎年冬に見かけるツノゴケ。
多分、ナガサキツノゴケ。
一番寒い時期に、胞子を飛ばすためのサクと呼ばれる器官を延ばします。
それが角のように見えることが名前の由来のようです。

小さな欠片のようなものがたくさん並ぶ姿はコケというより地衣類(ちいるい)のようです。
小さいながらもそれなりの厚さがあり複雑な構造をしている苔類に対して、小さく薄く単純な形で藍藻を共生させるところなども、地衣類そっくりです。
でも冬にあいだしか見かけないところは、地衣類とちがいますし、苔類や蘚類のコケともちがいます。
この場所では毎年12月から1月にかけて長い角を伸ばします。
ところが、今年は1月でも小さなかたまりのままでまったく角を伸ばしません。
3月になってやっと角を伸ばしはじめました。



理由はわかりませんが、遅れています。
今年も長い角を伸ばしてくれるのでしょうか。

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