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イノシシ 十二支になる?!

 干支のイノシシの謎!
 でつづく、だったのですが、新年最初のNHKの「ダーウィンがきた!」に先を越されてしまいました。

 そうです。
 中国の干支の亥はブタだったのです。
 実は、未(ひつじ)はヤギだったりもするのですが、それはまた別の話。

イノシシ〈六甲山〉

 十二支は中国古代の信仰で、実在が確認されているもっとも古い王朝と言われる殷(いん/中国では「商」)ですでに使われていました。
 今からおよそ3000年前です。
 中国古代の信仰というと道教や陰陽五行説が有名ですが、それらが成立するよりももっと昔になります。
 その頃は動物とは全く関係がありませんでした。
 それが民衆へ広がっていく過程で親しみやすいように動物を当てるようになった、と言われています。
 このことから、十二支の動物は当時の中国の民衆によって親しみやすい動物だったと想像できます。

方格規矩四神鏡(約2000年前の漢代?)〈大阪府立弥生文化博物館〉


中心(鈕(ちゅう))を囲むように十二支の文字が書かれています
上部中央が「子(ね)」(上下逆になっています)

 そういう視点で見れば、十二支に猫が含まれないのは、当時の中国庶民にとっては猫は身近な動物ではなかったのかもしれません。
 実際、猫が身近なペットになったのはそれほど昔のことではないようです。
 「猫」という漢字は「犬」「馬」「牛」「羊」のような姿を写した象形文字(しょうけいもじ)ではなく、獣を表す獣偏(けものへん)と音を表す「苗」をあわせた形声文字(けいせいもじ)。
 漢字も象形文字でないことからも新しそうです。
 中東で誕生したと言われる猫ですから、中国に伝わったのは案外新しいのかもしれません。

 閑話休題。
 中国の干支が伝わったのが日本。
 にもかかわらずなぜ日本の亥はブタではなくイノシシなのか。
 それは日本に十二支が伝わった頃には、まだブタはいなかったから、など諸説あります。
 ただ、弥生時代の遺跡からブタの骨がみつかったとも言われていますので、真偽の程はわかりません。

大阪府亀井遺跡(弥生時代?)出土卜骨〈イノシシの肩甲骨)〈大阪府立弥生文化博物館〉 

 もしかしたら、それは文字のため?
 それは次回に。

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タグ: イノシシブタ干支銅鏡

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