晩秋の金剛山の小さな白い花 花弁4枚で3出複葉
晩秋の金剛山の下山途中。
小さな白い花と出会いました。

大きさは1センチもありません。
よく見ると、雄しべかメシベが4本飛び出しているようです。
花の隣りにある実が4つに分かれているので、多分メシベでしょう。
葉はマメ科のような奇数羽状複葉のようですが、よくみると3枚が1セットとなった3出複葉。
それが2~3回繰り返される2~3回3出複葉のようです。

葉を見てるとマメ科のようにも感じますが、花は蝶形花ではありません。
それに花びらが4枚。マメ科は5枚です。

花には萼がないようですし、おそらくは熟すと割れたタネをこぼすさく果。
キンポウゲ科かな、と思いました。
帰って調べます。
金剛山の草本の花については、強力な本があります。
『金剛山の野草』。
『III(夏~秋)』を見ると、あっという間に見つかりました。

名前はマツカゼソウ。
漢字では松風草。
学名はBoenninghausenia albiflora var. japonica。
ムクロジ目ミカン科マツカゼソウ属の多年草。
なんとミカン科の花です。
ミカン科というと、もちろんミカンをはじめとする柑橘類ですが、ほかにも山椒などがあります。
これらの特徴はいい香りがすること。
マツカゼソウもそうなのでしょうか。
謎です。

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