キノコの上のキノコはなぞだらけ 櫓茸
ちょっと変わったキノコと出会いました。
このブログでは2度目ですが。

名前はヤグラタケ。
漢字では「櫓茸」。
ほかのキノコの傘の上にできるキノコ。
台の上に乗っているのを「櫓」に見立てたものだそうです。

なぜキノコの上から生えるのかというと、キノコに寄生しているから。
ただ、ちょっと気になります。
キノコはいきなり現れますのでまるで植物が芽吹くようにタネから成長したかのように見えます。
ところが、キノコの本体は土や木の中。
そこで栄養を蓄え成長していき、植物が花を咲かせたねをつけるようにできたのがキノコ。
いきなりのように見えますが、実は見えないところで成長してきたのです。

ヤグラタケは一体どのタイミングで寄生したのか気になるところ。
すぐ腐ってしまうのでキノコのある時間は決して長くありません。
人工的にキノコに寄生を成功させたという話もありますが、そんなに短時間で胞子からキノコまでに成長できるとは。
ヤグラタケが現れるのは夏から秋。
ということは、夏に現れるヤグラタケの胞子は秋からずっと空中を舞っていたのでしょうか。

それはちょっと考えにくいですが、なかなか興味深いキノコです。
しかし、不思議なキノコはヤグラタケだけではありません。
特に土の中から生えるキノコは、よくわからないことだらけだったりします。
なにせ、本体は見えないところにいるのですだから。
そんなふしぎな生き物にたくさんあるのが、秋雨です。
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