【 樹木のはなし】

[カテゴリ リスト] 【表示記事リスト】
ビオトープ
┃《ビオトープとは
山・森・里山
川・湖・池
海岸・干潟・海
公園・緑地・田畑
都市
野鳥・鳥
モズ
哺乳類
爬虫類・両生類
恐竜と化石爬虫類

節足動物
甲虫
昆虫(甲虫以外)
甲殻類
虫(節足動物以外)
その他の海の動物
草花
野菜・食用作物
お茶
樹木
花木
果物・実
紅葉・黄葉・褐葉
コケ・シダ
その他植物について
微生物・菌類・細菌 等
地衣類
博物館・植物園・催事 等
季節
本・DVD・物語・伝承
架空・神話・創作
語彙集
フィールドワーク
リンク
ブログのご利用について

〔関連タグ リスト〕

〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

ヒサカキ(姫榊)-薄暗い林冠下二傑のもうひとつ〈錦織公園の樹木〉

 照葉樹林ではありふれた木ですが、ほとんど目立ちません。

常緑樹 林冠下の木

ヒサカキ(姫榊)Eurya japonica

被子植物門 真正双子葉類 ツツジ目 モッコク科 ヒサカキ属
別名:ビシャコ,ビシャ,ヘンダラ,ササキ
タグ:ヒサカキ

常緑小高木 半陰樹 林冠下の木
花期:2~4月 雌雄異株(一部両全種) 束生花序
果熟期:9~12月 核果 黒
葉:単葉 互生 楕円形 単鋸歯
樹皮:平滑(皮目)
自生地:本州~沖縄
成長適地:照葉樹林の二次林から極相林
レッドリスト:大阪府2014-記載なし/環境省2017-記載なし
錦織公園内分布:園内林各所(一部を除きほぼ全域)

照葉樹林の林床ならどこでも生えているような陰樹。
陰樹とは、植物の成長に必要なはずの太陽の光が少ない林の中でも成長できるしたたかな樹木。
ただし、成長がとても遅くなります。

錦織公園でも、同じように林床のあちこちに生えいますが、薄暗い林床で、ほかの木よりも低いため目立ちません。
じつは、錦織公園内の林ではどこでも生えているようなありきたりの木です。

上の写真は左が雌花で右が雄花。

花は春先に咲きます。
雌雄異株なので、雄花だけの木、雌花だけの木になりますが、オシベとメシベのそろった両性花がつくこともあります。

クリーム色の花ですが、小さく下向きで、そもそもヒサカキは林床に生えるのであまり目立ちません。
ただ、都市ガスみたいとも、たくあんみたいとも言われる強い匂いを発し、それで咲いていることに気づく場合もあります。
錦織公園でも春の訪れを教えてくれるにおいとなっています。

赤味がかった花もあります。

果実は、晩秋から初冬にかけて黒く熟して花と同じように枝にたくさん並びます。

水分の多い果肉の中に硬い殻に覆われたタネがはいる核果。
核果はタネごと実を食べてもらって、離れた場所で糞と一緒にタネをまいてもらうことを狙った果実。
例外もありますが、ヒサカキはそのタイプ。

大きさは5ミリほどですので、鳥向け。
鳥向けということは、人間が食べても美味しくないということです。

名前も見た目もにているサカキは神仏へのお供えなどに使われます。
ただサカキは暖かいところを好むので、東日本では手に入らないところがあります。
そういう地域では、このヒサカキが代用されることもあります。

公園内の林にはいたるところに生えています。
林床で小さな葉を密生させた枝を傘のように四方に広げるイヌツゲに対して、背は低いながらも上へ上へと伸びるヒサカキはあまり目立ちません。

樹皮は少し赤みを帯びています。
中の材も赤みを帯び、年輪の間隔も詰まり滑らかで綺麗です。
また年輪が詰まっているので乾燥すると硬くなります。
ただ、成長が遅く、人の腕くらいの太さでも樹齢30年ということもあります。
そのため材が家具などに使われることはないようです。

錦織公園にはヒサカキはおそらく1本も植樹されていないと思います。
にも関わらず、植林されて作られた園内の林に広がっているのは、ヒサカキの繁殖力の強さの現れでしょう。

常緑樹 林冠下の木

■参考外部リンク■
錦織公園 | 大阪府富田林市 大阪府営公園

関連記事
スポンサーサイト
››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ヒサカキ  錦織公園の樹木  錦織公園  樹木/Nishikoori-park  陰樹/Nishikoori-park  常緑樹/Nishikoori-park  少高木/Nishikoori-park  モッコク科/Nishikoori-park  林冠下の木/Nishikoori-park 

theme : 樹木・花木
genre : 趣味・実用

comment

管理者にだけメッセージを送る

サカキヒサカキ

サカキを買ったことがないので注意してなかったのですが、大阪でも普通にヒサカキが買えるのですね。

これからは注意してみます。

大阪でも昔からヒサカキが使われていたのかもしれませんね。

小さいサカキ

家では、あまりに立派な大きな葉のサカキだと神棚を圧迫してしまうので、小さめのヒサカキを選ぶことがあります。
(実は、妻は違いを意識しておらず、売り場で丁度よい大きさのサカキを選んでいて、偶然ヒサカキを過去に何度か選んでいますね。 笑)
二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

検索フォーム
カレンダー
06 | 2018/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
bk1
リンク
BLOG & NEWS | 動物プロダクション SCIENCE FACTORY ltd.
けろんの100円で昆虫採集!
相生山からのメッセージ
ななこの『生き物のお世話』ブログ
雑記帳~身の回りの出来事やら自然やら~
とある昆虫研究者のメモ
ACTOW
徳川広和・恐竜・古生物・模型・フィギュア作品ギャラリー
コトラ&ミーのこんにちは ご近所さん
すみれ奏へようこそ
そぞろ歩き
デジカメ・昆虫・写真
くろねこのチラシの裏
どくだみ荘日乗
故郷の廃家
とらログ
ようこそ大阪市立自然史博物館へ
インターネットミュージアム
いきもの を ぱちり!
管理画面
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新トラックバック
QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる