里山の秋 口を開けた甘い実 木通
低山から里にはずれに降りてきたときであったのがアケビ(木通)。
種のまわりが甘い、里山の秋の果物です。
アケビは蔓植物。
ここではアカメガシワの木にまきついて、上の方で実をつけていました。
なぜ気づいたかというと、地面に落ちてたから。

よく見るともう口を開けていました。
ということは熟しています。
木の上で熟す甘い液果。
液果は実を種ごと食べてもらって、ほかの場所に運んでもらうことが目的。
そして甘味を好むのは、哺乳類。
ということは、サル目当てでしょうか。

ここは金剛山地と和泉山脈のはずれ。
サルはいません。
ということは、タネを運んでくれるのは鳥?
それとも地面に落ちてからタヌキやイタチに食べてもらう?
いやいや、落ちるころにはもう鳥に食べられた後では?
高く細い枝先なので、人間がとるにはちょっと難しそうです。
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