どうしてシロマダラは死ななければならなかったのか?
幾つもの登山ルートがある金剛山。
なかでも縦走路を除くと最も長くて最も標高差があるルートが、二河原辺(にがらべ)道。
スタートは、千早赤阪村役場近くの森屋のバス停か、道の駅や郷土資料館がある駐車場。
片道およそ8キロ、標高差約1000メートル。
特に技術が必要な道ではありませんが、金剛山では最も長い道です。
二河原辺道のまだ集落の中。
アスファルトの道の真ん中に、紐のようなものが。
薄い褐色の地に黒い模様。
体は細く、長さも30センチあるかないか。

このヘビは、シロマダラ。
ナミヘビ科マダラヘビ属の日本固有種。
そして大阪府では準絶滅危惧種(NT)。
低地の森林に住むのですが、夜行性なので目にする機会は他のヘビよりも少ないでしょう。
実際、見たのはこれがはじめて。

ピクリともしないだけで特に目立った傷などはないようです。
しかしじっくり見てみると、2箇所ほど体が潰れ、中身がはみ出しています。
車に轢かれたのか、それともヘビ嫌いに踏み潰されたのか。

潰れた場所が離れ、その幅も狭いので、車轢かれたのではなく、何か板のようなもので押しつぶされたように見えます。
シロマダラは毒は持ちません。
意図的に潰されたのなら、残念です。
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