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巨樹・古樹・老樹 その58 金剛山遊歩道の文殊岩分岐の北西上がるの古老桧 其ノ貮

 日本ニ百名山の金剛山。
 山頂からロープウェイ駅までつなぐ尾根の道。
 その下にあるのが金剛山遊歩道。
 遊歩道の文殊尾根の近くにある大きなヒノキ。
 冬の姿

 そして夏の姿。

金剛山遊歩道の文殊岩分岐の北西上がるの古老桧(2017年7月)

 常緑なので冬も夏もヒノキ自体の様子は変わりません。
 変わるのは、雪があるかないか。
 それでも雰囲気はかわります。

 ヒノキは木材などに使われる木。
 金剛山でも植樹されています。
 しかし、いやだからこそ、どうしてこんなに自由な姿になるまで切られなかったのでしょうか。

 実はこのヒノキの奥にも同じような老木のヒノキがあります。
 そして老ヒノキを境に山頂に向かう左手にはブナ林。
 ところが右手はスギ林。
 それもきれに整えられ、太さも間隔も同じような多くのスギ。


 右が人の手がよく入った林、左が人の手が入っていない林。
 老ヒノキは神域と人域の境、その神域よりに立っていたため、切られずに住んだのでしょうか。

 または、日本で異様なまでに針葉樹の植林が進んだのは明治以後。
 あまりに立派なヒノキが残っていたので、これより先に植林が進まなかったのかもしれません。
 どちらにしろ、このヒノキは神様の森と人間の森の境界に立っているようです。

巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自基準で選んだものです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
5.その他IWOが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木

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