今年の初冬はまっかなもみじ
紅葉の代名詞となっているモミジ。
日本人は真っ赤になる葉が好きなのか、桜のようにあちこちに植えられています。
しかも、その観賞の歴史は桜よりも古く、日本各地に歴史の古い景勝地があります。

おなじみ錦織公園にもモミジは植えられています。
ただ、どれも小さく、大きく育ったコナラやアラカシに光を遮られてなかなか赤くなってくれません。
そんな中で、赤くなり景色もいいモミジ狩りポイントのひとつが、じゅんさい池。
今年はいつもよリ真っ赤に染まっているようです。

モミジ(カエデ)にはいろいろな種類があります。
野生種から園芸種まで。
ただ、野生種といっても、栽培されて植えられているものも少なくありませんので、ある意味園芸種かもしれません。
よく植えられる紅葉といえばヤマモミジとイロハモミジ。

それぞれが変種であったり亜種であったりと、まだ分類が定まっていないようです。
つまりそれだけ似ているということ。

ヤマモミジの特徴をまとめてみると。
葉の裂片数:7か9
葉の長さ:6~8mm
果柄の向き:下向き
翼果の開き方:斜め

イそしてロハモミジの特徴は。
葉の裂片数:5か7
葉の長さ:4~6mm
果柄の向き:上向き
翼果の開き方:ほぼ水平

公園のモミジには「ヤマモミジ」と名札がついています。
ところが、葉の大きさ以外はヤマモミジよりイロハモミジの特徴のほうがあっているような。
ヤマモミジとイロハモミジは近い種の上に、品種改良などで互いに似ているものも少なくないとか。
ヤマモミジかイロハモミジか。
見た目だけで決めるのは難しそうです。
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