巨樹・古樹・老樹 その47 金剛山遊歩道の文殊岩分岐の北西上がるの古老桧
大阪と奈良の境にある金剛山。
事実上の山頂の奈良県にある山頂広場と、大阪で最も高い場所があるちはや園地の間も主な道が2本。
一つは尾根の道で、途中からダイヤモンドトレールになります。
もう一つはそれより少し下を通る人間専用の道、金剛山遊歩道。
金剛山遊歩道には、登山道がいくつも合流しています。
その一つ、文殊尾根道。
その分岐から少し山頂側に行ったところ、尾根側に大きな、そして見るからに長年いろいろあったことを思わせる大きなヒノキがあります。

スギの植林の中にあるので遠目にはスギのようですが、葉を見てみると、平たい鱗片のような葉が連なっています。
樹皮は剥がれ、枝も折れ、そして枯れ、長い時間生きてきたことがわかります。
それでも、少し離れてみると、上の方ではまだ葉が茂っています。

金剛山山頂付近は神社の聖域として近現代の植林から逃れることができたようですが、ここは杉の植林地の中。
このヒノキが残された理由はわかりません。
でも、この姿を見ていると、切り倒すことはできなかったとしても不思議はありません。
「巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自基準で選んだものです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
5.その他IWOが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
![]() |
- 関連記事
-
- 巨樹・古樹・老樹 その48 金剛山遊歩道の寺谷出会い東の谷張り出し山毛欅 (2016/12/20)
- 巨樹・古樹・老樹 その47 金剛山遊歩道の文殊岩分岐の北西上がるの古老桧 (2016/11/30)
- 巨樹・古樹・老樹 その46 錦織公園の河内の里の山辺の道の頂上の丸い小楢 (2016/11/21)
タグ: 巨樹・古樹・老樹 桧 金剛山 金剛山の樹木 金剛山の植物
