見れば見るほど謎の花 禎祥草
秋の夜まで咲く一体何科かわからないような白い花。
テイショウソウ(禎祥草)。

中央からまっすぐ伸びた細い柄の先に白い花をいくつも縦に並んで付けます。

細長い花びらはくるりとねじれてくるりと曲がります。

花の元の方は筒になって細い柄についています。

剣の切っ先のような形をした葉は甕入りのようにところどころ色が抜け、地面から生えて広がる根出葉。

実は。
こう見えても、キク科。
モミジハグマ属。
そう思ってみると、なんとなく花はキク科のようにも感じますが。
なんか、微妙にキク科の特徴からずれているような気もします。
この花は、3つの小さな花の集まり。
よく見ると、3つのメシベと、15枚くらいの花弁。
つまり、メシベ一つに花弁5枚。
これはキク科の舌状花の1セット。
確かに極端に舌状花の数が少ないキク科かも。
でも、そう思ってもやっぱりキク科には見えません?

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