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「恐竜博2016」最大の肉食恐竜スピノサウルスの真の姿がそこにある?!〈大阪文化館・天保山〉

 やっと大阪にやって来ました。
 3月から6月まで東京の国立科学博物館、通称「科博」で行われた恐竜展。
 会場は大阪文化館・天保山。
 旧サントリーミュージアム。
 海遊館の向かい。
 ということで、会場の外にも人がいっぱい。
 と思ったら、ポケモンしている人ばかりでした。

海遊館と橋でつながってる大阪文化館・天保山

 科博ではじまった「恐竜博2016」は企画も科博のようです。
 「恐竜博」+「年号」というあまりにもシンプル過ぎてちょっと残念なタイトルは、科博の定番。
 ともあれ、タイトルにあるように2016年に間に合ってよかった。
 開催は2017年までですが。

 展示は7つのキーワードで分けられています。
 1起源 2植物食 3水中進出 4赤ちゃん 5飛翔 6恒温 7鳴き声
 恐竜研究の最前線という感じで、各テーマに共通するものは、恐竜しかありません。
 日本初公開など貴重なものがいくつもありますが、内容が深まる前に次のテーマへ。
 もうちょっと突っ込んだ展示を見たくなります。
 たとえば羽毛ではなくコウモリのように膜で飛ぶ恐竜のイー。

コウモリのような膜で滑空したと思われる恐竜のイー

 動物が羽じゃなくて膜で飛ぶ。
 すごく意外のように感じますが、実は空を自由に飛ぶことができる動物の内、羽毛の翼で飛ぶのは鳥(と鳥に近い恐竜)のみ。
 それ以外はすべて膜で飛びます。昆虫も含めて。
 また、イー以外にも膜で空を飛んだ爬虫類はいました。
 図録には書かれていますが、そういう点も含めて展示されていなかったのは残念。

 そんな中で、一番の見どころは最大の肉食獣脚類恐竜のスピノサウルス。
 これは、すごい!
 ほんと、すごい!
 ちょっと感じた残念さも、スピノサウルスの迫力ある全身復元骨格を見れば、一瞬で吹っ飛んでしまいます。

泳ぐスピノサウルス!

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 ティラノサウルスを超える最大の肉食恐竜と言われ、映画『ジュラシックパークIII』に出たこともあって知名度も高いというのに、謎が多く、全身の復元が見られる機会がなかなかありません。
 それが、あります。
 しかも最新の情報による復元で。

 スピノサウルス(推定全長15m)というと、インドガビアルのような細長い口で、ティラノサウルス(推定全長12m)よりも大きいと言いつつ、食べるのは魚。
 そして背中に何に使われたのかはよくわからない大きなヒレのようなものがあります。
 歩く大きな口というわかりやすい肉食恐竜のティラノサウルスと違い、見た目も繊細で謎が多いのがスピノサウルスの魅力かもしれません。

ティラノより小さい頭のスピノサウルス

 今回展示されている復元は、恐竜図鑑などで、見るスピノサウルスとちがいます。
 多くの恐竜が軽量化のため骨の密度が低いのに対し、スピノサウルスは骨密度が高くなっています。
 これは水中に住むようになった四肢動物に見られる傾向で、もともと水辺に住むと思われていたスピノサウルスですが、水中を主な活動の場所にしていたと考えられるようになりました。
 それどころか、前肢(前足)よりも後肢(後足)のほうが小さく、前肢を使った四足歩行をしていたという、二足歩行が当たり前の獣脚類では考えられないような姿になりました。
 水中での活動に適応して後脚が退化してしまったというのです。
 ですから、会場では水中を泳ぐ姿に復元されています。
 決して天井が低いための苦肉の策、ではないはずです。

さすがのティラノサウルス「スコッティ」もちょっと影が薄い?

 足よりも大きな手をもち、足ひれで水中を泳ぐスピノサウルス。
 いろいろな意味で、すごい!
 ただ、それはそれで腑に落ちないところもあるのですが、それは次の機会に。

■参考外部リンク■
恐竜博2016

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タグ: スピノサウルス  ティラノサウルス  ティラノサウルス「スコッティ」  イー  恐竜博2016  大阪文化館・天保山  恐竜 

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新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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