いったいどっち? 山陽附子・河内附子
大阪と奈良の境にある金剛山。
といいつつ、八合目あたりから上、山頂周辺は奈良ですから、大阪の山というよりも、奈良の山。
杉や桧がいたるところに植林されているちょっと残念な山ですが、それでもたくさんの野草が生えています。
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8月頃に咲き始めるよく目立つ野草の一つがトリカブト。
ただ、「トリカブト」はキンポウゲ科トリカブト属の総称で、日本に自生しているのはおよそ30種類と言われます。
金剛山でよく見るトリカブトはカワチブシ(河内附子)。
金剛山で見つかったものにつけられた名前らしいので、大阪側なのでしょう。
濃い紫色の花で、人の背丈かそれ以上あるような草本です。

ところが、ちょっとかわったトリカブトを見ました。
背は低く人の腰あたり、あまり上に伸びず、花がついた茎は前へ倒れています。
そして花の色が薄く、紫というよりも緑色っぽい。
それがたくさん生えているので、1株だけの突然変異ではないようです。

調べてみると、金剛山に生えるトリカブトは、カワチブシ以外にサンヨウブシ(山陽附子)があるようです。
ということは、サンヨウブシ?
しかし、調べてみてもサンヨウブシの特徴はばらばら。
サンヨウブシのような、そうでないような。
人によって少しずつちがいます。
よくわからないので、サンヨウブシ(仮)ということにします。

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