棚田のいきもの 2016年6月初旬の赤~赤紫色の花
田植えがはじまった6月の下赤阪の棚田ビオトープ。
赤系の花はよく目を引きます。
葉の緑色の補色だからでしょうが、きっと植物が長い時間をかけて手に入れたものなのでしょう。
偶然の結果かもしれませんが。

コマツナギ(駒繋)Indigofera pseudotinctoria
マメ目 マメ科 コマツナギ属
落葉小低木
タグ:コマツナギ

馬の手綱を繋いだことが由来と言われてますが、草のような細い茎にそんな力があるようには見えません。
ところが草のように見えて木ですので、意外としっかりしています。
実際に馬を繋いだかどうかはわかりませんが、見た目とちがってしっかりした茎から想像したのかもしれません。
ベニバナツメクサ(紅花詰草)Trifolium incarnatum
マメ目 マメ科 シャジクソウ属
多年草(一年草)
ヨーロッパから西アジア原産
名前のように赤くなったシロツメクサような感じ。
明治に牧草として移入されたものが野生化。
日本の暑さに弱く夏に枯れてしまうので一年草扱いされますが、原産地では多年草。
ベニバナツメグサやストロベリーキャンドルなどの別名があります。



オトメフウロ(乙女風露)Geraniumu dissectum
フウロソウ目 フウロソウ科 フウロソウ属
一年草
ヨーロッパ原産の帰化植物
タグ:オトメフウロ


スイバ(蓚,酸い葉)の雄花
Rumex acetosa
ナデシコ目
タデ科
スイバ属
多年草
別名:スカンポ
タグ:スイバ
双子葉植物ですが、小さな花がたくさん集まって咲くので、どことなく単子葉植物のイネ科っぽい。
道端や空き地などにも生える雑草ですが、地味なのであまり気づかれないかも。


ユウゲショウ(夕化粧)Oenothera rosea
フトモモ目 アカバナ科 マツヨイグサ属
多年草
アメリカ大陸原産の帰化植物
タグ:ユウゲショウ

ガクアジサイ(額紫陽花)
Hydrangea macrophylla
f. normalis
ミズキ目
アジサイ科
アジサイ属
落葉低木
タグ:ガクアジサイ

サツキ(皐月)Rhododendron indicum
ツツジ目 ツツジ科 ツツジ属
常緑低木
花期:5~6月
タグ:サツキ


ゴウダソウ(合田草)Lunaria annua ?
アブラナ目 アブラナ科 ゴウダソウ属
越年草
ヨーロッパ原産
別名:ルナリア


十字花はアブラナ科の特徴。
ちょっと園芸植物っぽい感じがするのは、ヨーロッパの園芸植物だから?
明治時代に日本にやって来ました。

トウバナ(塔花)
Clinopodium gracile
シソ目
シソ科
トウバナ属
多年草
タグ:トウバナ

ノアザミ(野薊)
Cirsium japonicum
キク目
キク科
アザミ属
多年草
タグ:ノアザミ

ムラサキカタバミ(紫片喰)Oxalis corymbosa
フウロソウ目 カタバミ科 カタバミ属
多年草
南アメリカ原産の帰化植物
要注意外来生物
タグ:ムラサキカタバミ

園芸植物押して日本に入ってきたように、ちょっと大きめの花のカタバミ。
種ができないのに球根で増えます。
その点はカタバミと同じで、まるで日本の在来種のようにあちこちで野生化しています。
ニワゼキショウ(庭石菖)
Sisyrinchium rosulatum
キジカクシ目
アヤメ科
ニワゼキショウ属
一年草
北アメリカ原産の帰化植物
タグ:ニワゼキショウ

どういうわけか赤系の花は外来種が半分以上。
何か理由がありそうです。
出会った赤系外来種の多くが観賞用として持ち込まれて野生化したものですから、派手好みの欧米系のセンスなのでしょうか。
のわりには小さな花ばかりですが。
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■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会
ACRES_棚田の主な役割と「百選」の選定方法
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