里山で足下にころがっていたのは何のタマゴ?
ネタの宝庫の錦織公園。
ある日のこと。
遊歩道へ上がろうと階段を登っていると、卵が足下に。
ニワトリの卵と同じ形なので、鳥の卵。
大きさはニワトリもちょっと小さく、ヒヨドリよりもずっと大きい。

キーウィのような例外もありますが、だいたい鳥の体の大きさと卵の大きさは比例します。
ということで、この卵はヒヨドリよりもずっと大きい鳥。
たとえば、カラス?
カラスの卵は薄緑色に茶色っぽい斑模様に大きさは5センチほど。
まったくちがいます。

ハト?
大きさは4センチほどでだいたい同じですが、色は白。
ちがいます。
繁殖する可能性のある鳥で、そんな大きさの鳥が錦織公園にはほかにいるのでしょうか。
いました!
コジュケイ。
中国原産のキジの仲間で、ペットとして持ち込まれたものが野生化した鳥。
すでに錦織公園で目撃済み。
大きさと色や模様も繁殖期も一致。

コジュケイは藪の中に巣をつくり卵を産みます。
この卵は巣から転げ出たようです。
ひっくり返すとヒビが入っていて、中身が染み出しています。
もうだめでしょう。

野生動物が生き残っていくためある意味最も重要な要素。
運。
このコジュケイはなかったようです。

- 関連記事
-
- ことしもオシドリがやってきました (2016/11/28)
- 里山で足下にころがっていたのは何のタマゴ? (2016/05/24)
- 晩春の金剛山でヤマドリにケンカを売られた? (2016/05/03)
