双葉、ひとつ葉、三つ葉
三つ葉のクローバー
クローバー([英語]Clover)、またはシロツメグサ(白詰草)といえば葉っぱは3枚、特別に4枚。
4枚のときは「四つ葉のクローバー」といって幸運のしるしになったりします。
多くの場合、勝手に生えている雑草になるでしょう。
そんなクローバーはマメ科の植物です。
豆というと、大きな子葉と双葉が特徴です。
クローバーはどうでしょうか。

まだまだ小さいクローバー
まざりこんでいた
鉢植えには畑の土を調整した土をよく使うのですが、畑に雑草として生えているクローバーの種が混ざってしまうようで、まいた種よりも先に芽を出していることがあります。
初めは何かわからなかったのですが、それが成長していくにつれ、クローバーだとわかりました。
わかりませんでした
なぜ最初はわからなかったかというと。
まず最初に出てくる葉は双葉です。
茎から伸びた葉柄の先に3枚の葉がついた「三つ葉」ならばすぐわかります。
しかし短い茎からのびた細い柄の葉柄の先にはたった1枚の葉しかありません。
切れ目のないまるい葉です。
それが左右にひとつずつ。

双葉のクローバー
どう見てもクローバーではありません。三つ葉の一つ分としてみたならよく似ていますが、三つ葉は一つの葉柄の先についていますから、まったくちがって見えます。
いよいよ?
そしていよいよ本葉、でしょうか。
次に出てくる葉も三つ葉ではありません。
たった1枚。長い葉柄の先についているのはたった1枚の葉。双葉の一つ分です。。
昔に学校で教わった順でいえば、これが本葉のはず。でも、まだ三つ葉ではありません。

本葉?のクローバー
そして次に出てくるのが。
次は?
やっと三つ葉です。1本の葉柄の先についているのは三つの葉です。
これから後はずっと三つ葉です。
運がいい時以外は三つ葉です。
もうクローバーです。

やっと三つ葉が出たクローバー
クローバーはおもしろい!
三つ葉のクローバーも、葉柄につくのは最初は一つ葉。
それが双葉隻葉となって、やっと三つ葉になります。
なかなかおもしろいですね。
四つ葉のクローバーは見つけると幸せになるといいますが、双葉のクローバーやひとつ葉のクローバーはどうなるのでしょか。

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