巨樹・古樹・老樹 その35 高野山の高野山風景林近くの女人道の三本高野槙
高野山で大きな木というと、やっぱり杉。
特に奥の院参道は、思わず立体機動がしたくなるような杉の巨木に覆われています。
高野山には高野六木と呼ばれる6種の針葉樹が積極的に植えられました。
スギ、ヒノキ、アカマツ、コウヤマキ、モミ、ツガ。
目立たないだけで、杉以外にもいろいろな針葉樹があるのです。

鉄道で来た時の高野山の入口になる女人堂。
その北側斜面は林野庁が高野山風景林に指定し、さらにコウヤマキ植物群落保護林もあります。
女人堂から高野山上の寺院群を囲むように連なる山々の尾根を一周する女人道。
まわりにはいろいろな大きな針葉樹があります。
そんな大きな樹木の一つ。
高野槙(こうやまき)。

コウヤマキ。
マツ目コウヤマキ科コウヤマキ属の常緑高木針葉樹。
日本固有種と言われますが、メタセコイアと同じように、かつては北半球の広い範囲に生えていたことが化石からわかっています。

メタセコイアは地球が寒冷化したことによって各地で絶滅したと言われています。
コウヤマキも同じかもしれません。
しかし、広葉樹も寒冷化に強いわけではありませんから、寒冷化は衰退のいくつもある理由の一つなのかもしれません。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
5.その他IWOが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
■参考外部リンク■
高野山真言宗 総本山金剛峯寺
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