小さな手のようなちょっと変わった葉のシダはよくあるシダでした。ホラシノブ
里山公園の遊歩道。
あまり湿り気は多くないけど、乾燥もしていないほどよい水分。
そして適度な木漏れ日で明るい土の斜面。
遊歩道をつくるために削った土の斜面。
小さいシダが生えていました。

シダというと、切れ込みの入った葉がまるで鳥の羽のように並んでいる羽状複葉(うじょうふくよう)。
でも、このシダの葉はちょっとヘン。

指のような葉がたがいちがいにならんでいます。
ちょっと変わった形の葉。
このシダは多分、ホラシノブ。
林縁のやや湿った斜面に生えるよくあるシダ。
常緑ですが、冬に赤くなることもある紅葉するシダのひとつ。

植物の羽状複葉は、どれだけ細かくわかるのかで分けられます。
ホラシノブは3~4回羽状複葉。
つまり、葉柄から葉の先端に到着するまで、3回から4回分岐します。

このホラシノブはまだ小さいので、3回羽状複葉のようです。
一度、葉柄から葉の先まで辿って、何回分岐を曲がるか数えてみてください。
グネグネしているので、ちょっとむずかしいかも?
葉が何回の羽状複葉かは、植物、特にシダを見分けるためには大切な特徴です。

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