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フィールドワーク 専門家にならない方法があってもいいんじゃない

 いきなりですが、IWO(いきもの は おもしろい!)でのフィールドワークのポイントは、専門家にならない!
 です。

 もちろん、専門家を否定しているのでは、まったくありません。
 多くの専門家の方たちの長年の蓄積があるからこそ、いろいろな生き物のことがわかり、いろいろな不思議なことがわかるのです。
 専門家を否定することは、自分の知識を否定することになってしまいます。


水鳥がいない秋の狭山池
でも水の中には見えないだけで生き物がいっぱいのはず

 ではなぜ専門家にならないのでしょうか。
 IWOのテーマは、特定の生き物を取り上げるのではなく、見える生き物も、見ない生き物もみんなひっくるめて、生き物たちがリアルに生きている姿を見てみましょう! ということ。
 というわけで、できるだけ広い範囲に注意を向けることを大切にしています

 専門家は、その専門を職業にされている方が大勢います。
 専門家の評価はもちろん専門分野の成果で決まります。
 そのため、どうしても職業専門家の方は専門分野に集中してしまい、専門のことしかわからない方もおられるのが実情です。
 生き物に関する研究が「博物学」というくくりにされていたころとちがい、研究が進み、各分野が極端に専門的になっているのでやむを得ないところでもあります。


一見イネばかりに見える下赤阪の棚田
決して多様性は高くないものの独特な生態系があります

 時折、専門以外を知らないためにトンデモに走ってしまう専門家の方もおられます。
 このブログでも取り上げましたが、植物の専門家の樹木医や造園業者の一部の方が、地衣類は植物に寄生して養分を吸い取っている、という誤ったことを主張されています。

 また、絶滅に瀕したチョウを保護するためそのチョウに適した環境に変える保護活動を行っているあるチョウの専門家。
 その方のチョウを保護する理由は、小さなチョウも、もしかしたらなにか環境に大きな影響を与えているかもしれない。
 だから、チョウを守ることが環境を守ることにもなるはず(ある種のバタフライ効果?)、と漠然とした内容でした。
 確かにチョウを中心に考えれば、そういうこともあるかもしれません。


いろいろな生き物がいる堺自然ふれあいの森
生物多様性が高くても里山は人がつくった場所

 しかし、その考えは、チョウ以外の生き物、目に見えない微生物も含めてあらゆる生き物についても同じように言えることです。
 もしかしたら、チョウを守るために環境を変えた結果、絶滅へ追いやられている生き物もいるかもしれません。
 そして地球環境にチョウの絶滅以上の悪い影響が出るかもしれません。知らないだけで。
 チョウを守ることは、現実的にはチョウを守るだけのこと。
 決して環境を守っていると言えません。
 もちろん、こういった方々は極端な専門家にちがいありません。

 環境の中では、様々な生き物が複雑に絡み合っています。
 その環境に影響をあたえるのは生き物だけでなく、天候や気候もあります。
 長い時間でみれば、地球の様々な変化も影響を与えますし、宇宙の知識も必要になってきます。
 特定の種類の生き物を見るだけでは、わからないことは少なくありません。
 そこで、あえて専門家にならないのです。
 もちろん、職業として研究者になろうというのであれば勧められることではありません。


海の中に浮かぶ友ヶ島
水面には生き物は見えなくても水中には信じられないくらいの生き物が

 小さな虫を知ることからはじまって、宇宙を知ることに。
 一見、つながりが無いようにみえる分野でも知っていることが増えれば、新しいことが見えてくると思います。
 とんでもないことを書いているように思えるかもしれませんが、一度興味がなかったことに目を向けてみてください。
 それだけでも、きっと新しいことが見えてくるはず。

 そして、あえて専門家にならない理由はほかにもありますが、それは別の機会に。

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タグ: フィールドワーク  保護活動  専門家  生物多様性 

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新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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