秋の狭山池で出会った白鷺は なに?
絶滅危惧種のイシガメと出会った秋の狭山池。
1羽の白鷺と出会いました。
白鷺は、白いサギの総称。
地域や季節によって多少変わりますが、大体は次の3種。
ダイサギ(大鷺)、チュウサギ(中鷺)、コサギ(小鷺)。
冗談みたいですが、名は体を表すで、それが大きさのちがいになります。

みんなが仲良く並んでいればわかるのですが、現実はそう甘くありません。
たいてい、1羽だけとか、同じ種類だけとかだったりします。
ということで、大きさ以外の特徴から区別することになります。
まず、遠くからでもわかる見分け方。
趾(あしゆび)の色。
つまり、鳥の足の指を見ます。
きれいなクリームイエローだったら、コサギ。
この白鷺は黒いのでコサギではありません。

次は遠くからではわからない特徴。
ということで、画像を拡大。
口角(クチバシの切れ込み)がどこまであるか。
目の下までならチュウサギ、目より後ろに行っていればダイサギ。
ということで、この白鷺はダイサギ。

夏のダイサギは、クチバシは黒で目のまわりは濃い緑色(黒っぽく見えます)。
冬のダイサギは、クチバシも目のまわりも黄色。
チュウサギは、クチバシの色の変化はダイサギと同じですが、目のまわりは夏も冬も黄色。
ということで、このダイサギは秋らしく衣替えの最中のようです。
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