「大」といってもたった1センチほどの体のきれいなクモ。オオシロカネグモ
下赤阪の棚田でよく出会うクモ。
腹部が金属っぽい感じのきれいなクモ。
この記事にはクモの画像があります。
オオシロカネグモ。
漢字では「大白金蜘蛛」。
「しろがね」ではなく「しろかね」。

腹部の黒い線は刺激すると太くなるそうです
「白金」を「しろがね」と読むと銀のことになります。
蜘蛛の腹部の白い金属風の部分のことを指すような気もしますが、銀色という感じはしません。
ですから、銀のことではなく「しろい かね(金属)」という意味なのかもしれません。

腹部の腹側もきれいなオオシロカネグモ
日本語のしくみでは、二つの言葉を組み合わせて一つにした場合、後の言葉の頭の音が濁音化する「連濁(れんだく)」という現象が起きることがあります。
つまり連濁が起きているということは、一つの言葉になったということ。
逆に連濁が起きていないということは、二つの言葉のままということ。
ということは、オオシロカネグモは「白い金属風の色合いを持った大きめの蜘蛛」という意味なのかもしれません。

斜めに張った巣
丸くて平らな巣を張るクモですが、巣の向きは垂直から水平と様々。
場所に合わせて糸を張っているのでしょうか。
なかなか臨機応変なクモのようです。
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