秋の赤い木の実のはじまり 榎
秋の錦織公園に、赤い実。
いや、濃い橙色かもしれない微妙な色。

これはエノキの実。
エノキはアサ科エノキ属の落葉高木。
春に地味な花が咲いて、夏の終わりから秋の初め頃、実が熟します。

赤い実は、甘いとも、味がないとも言われます。
大きさは5ミリほど。
実のほとんどが硬い殻に覆われた種で、食べられるところは少しだけ。

赤くて、小さくて、食べるところがほとんど無くて、味がない実。
そう。
鳥さん用の実です。
まるごと食べられ、硬い殻で消化器をくぐり抜け、糞と一緒に地面に落ちて、新天地に根を下ろすという作戦。
園内のあちこちで小さな小さなエノキを見かけますが、鳥さんがばらまいているようです。

エノキはとても大きい木。
8月の終わり頃見かけたら、ちょっと見上げてみてください。
小さい赤い実がなっているかもしれません。
■参考外部リンク■
錦織公園 | 大阪府富田林市 大阪府営公園
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