変形菌の変形体と出会ったら、時間をあけて見てみましょう。動いています。
変形菌。
粘菌とも呼ばれるちょっとかわった生き物。
「変形体」と呼ばれる細かく枝分かれしたスライムのような状態と、「子実体」と呼ばれる胞子を飛ばすためのカビのような状態があります。
そして、動きます。
と言っても、見てわかるほど早くはありません。
筋肉ではなく細胞の中にある原形質を移動させながら細胞の形を変えて、移動します。
ですから早く動くことができません。
しかし、ちょっと時間をあけてから見ると、明らかに動いています。
里山で出会った変形菌。
おそらくススホコリかモジホコリなどのモジホコリ科。

拡大してみると変形体が立体的な感じがするのでムシホコリでしょうか。

ともあれ、変形体を発見したので、時間をあけてみてみましょう。

そして1時間半後。

ほら、動いていたでしょう。
というか、木の中から湧きだしたような感じ。
変形菌は朽木の中などで休んでいて、条件が良くなるとで出てくることもあります。
ということで、目覚めて動きはじめたところかもしれません。
不思議な生き物変形菌は、わりと身近にいます。
バクテリアを食べるので朽木や落ち葉が多いところに。
湿気がすきなので、梅雨はいろいろな変形菌に出会える季節です。
タグ♦ 変形菌
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