里山の奇数羽状複葉の木には、ちょっとだけ注意を
晩春に咲くちょっと地味な花。
1本の軸の左右に楕円の葉をいっぱいつけた羽状複葉。
先の葉は1枚だけなので、奇数羽状複葉。
空に向かって伸ばした枝の先にまとめてつける変わった植物。
ウルシ属。

ウルシ属ヤマウルシの雄花
ウルシというと、かぶれるので有名。
人によっては近づくだけでかぶれることもあります。
実は、ウルシ属の植物は里山のような身近な場所でよく目にします。
でも、かぶれた記憶はありません。

枝の先に奇数羽状複葉の葉をたくさんつけたヤマウルシ
そんな時は安心できます。
それはウルシ属かもしれませんが、ウルシではないようです。
ヤマウルシかハゼノキ、ヤマハゼかもしれません。
これらは身近なウルシ属の植物ですが、近づいたり触ったりした程度ではかぶれません。
そもそもウルシは塗料や接着剤として使われる漆(うるし)をとるために植えられた外来植物。
どこにでも生えているものではありません。

こんな感じの植物に出会ったらちょっとだけ注意を
ただ、樹液がつくとウルシじゃなくてもかぶれますし、肌の弱い人なら触っただけでかぶれることがあるかもしれません。
近づくのは大丈夫ですが、葉をちぎったり、枝を折ったり、傷つけたりはしないよう気をつけましょう。
里山には他にもいろいろな奇数羽状複葉の樹木がありますが、とりあえず傷つけたりしないようにすれば大丈夫です。
あと、ウルシがある場所かどうかの確認もすれば、より確実かかもしれません。

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