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APG植物分類体系で ものすご~くおおざっぱに被子植物の進化をみてみると


 植物をはじめ生き物の分類にはよく「〇〇科(か)」とか「△△属(ぞく)」と書かれていることがあります。

 これは生き物のことをわかりやすくするため、共通点を持つグループに分類する方法の一つ。

 元は生き物の体の構造で分類していましたが、進化の系統での分け方が主流になってきました。

 植物の遺伝子でそれをやっているのがAPG植物分類体系です。



 遺伝子には生き物の設計図が含まれていています。

 設計図ですから同じ種でもそれぞれの個体によってもわずかなちがいがありますし、グループが離れれば離れるほどちがいが大きくなります。

 そのちがいの大きさで、進化の枝分かれをしたところを見つけて、分けていきます。

 ただし、今のところ被子植物だけ。
 そして2度変更され、まだ完成はしていません。


 そのAPGの分類を時間の流れに沿って、一部の植物だけですが、ものすごく簡単かつものすごく大雑把に表にしてみました。

 「こんな雰囲気かな」程度でお願いします。



億年前














0.00 新生代
新植代 シダ植物 裸子植物 スイレン属 コショウ科 クスノキ属 モクレン属 単子葉類 キンポウゲ科 ケシ科 ナデシコ科 キク科 ツツジ科 ニレ科 ブドウ目
0.66 中生代 白亜紀後期 コショウ目 クスノキ目 モクレン目 ナデシコ目 キク目 ツツジ目 バラ目





1.01 白亜紀前期 中植代

スイレン科 キンポウゲ目

キク類 バラ類




1.45 ジュラ紀


モクレン類





被子植物


2.01 三畳紀
2.52 古生代 ペルム紀

古植代/シダ
2.99 石炭紀
3.59 デボン紀 古植代/コケ等


4.19 シルル紀


4.43 オルドビス紀



年代と名称は国際年代層序表を参考にしています。
古生代までは【年代層序表〈顕生代〉β2 動物と植物】へ。



 植物の分類を大きい方から並べてみると「綱>目>科>属>種」になりますが、まだもっと細かく分類されています。

 表の中で「類」と書かれているのは、上の分類に割り振ることができないグループです。

 「新植代」「中植代」「古植代」は、植物の変化からみた地質年代の分け方。
 「新植代」は被子植物の時代、「中植代」は裸子植物の時代、「古植代」はシダ植物の時代とコケ植物の時代に分かれます。

 「裸子植物」は種になる胚珠(はいしゅ)がむき出しになっていて花粉が直接つく植物。
 「被子植物」は胚珠が子房に覆われてメシベになっている植物。



 表を見てみると、モクレンやキンポウゲ、ドクダミ(コショウ目)など、花弁を持たず、苞(ほう)や萼(がく)が花弁のようになったグループが古い段階で登場しているのがおもしろいところ。

 被子植物の特徴とされる花弁は、花より遅れてできたようです。

 今でも花弁をもたず苞や萼が花のようになっている植物は、結構古いタイプの植物なのかもしれません。



古い時代の名残があるモクレンの花
古い時代の名残があるモクレンの花




 被子植物は恐竜より後に出現して、恐竜時代の中生代にどんどん種類を増やしていきます。

 しかし、それはまだまだ裸子植物が繁栄していた中植代。
 それにシダ植物も衰えていません。

 そんな状態で後発の被子植物が多様化していったのは、シダ植物、そして裸子植物が繁栄しているように見えつつも、被子植物が入り込める隙間(ニッチ)がまだまだ残っていたのかもしれません。



タグ♦ 地質年代表

■参考外部リンク■
Angiosperm Phylogeny Website
Missouri Botanical Garden/英語)
日本地質学会 - 地質系統・年代の日本語記述ガイドライン


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新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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