戦いの長い道のり その2 バケツ稲プチビオトープ2014
葉の色が薄くなって成長が悪くなる病を乗り越え、だんだん穂が垂れてくるプランター稲。
もちろん、そうなると「あいつ」がやってくる。
小さな「あいつら」が。
スズメ。
最初の年こそやってこなかったのですが、翌年から毎年やってくるようになりました。
スズメはいつも熟す前にやって来ます。
ということで、今年もイネを網でまくことにしました。
上下は開いていますが、去年までこれで大丈夫でした。
これで食べらられることはないでしょう。

スズメよけの網を巻いた稲
と思っていたら、籾殻(もみがら)が転がっていました。
どうやら、網の上か下から入って食べたようです。
今までは大丈夫だったのに、スズメが進化しています。
仕方ないので上から下まで覆いました。

犯人のおとしもの?
しかし掃除したはずなのにまた籾殻が落ちています。
どうやら、網の隙間から入り込んでしまったようです。
そういえば、スズメは体が通る隙間があったら簡単に入り込むことを忘れていました。
しかも羽毛で膨らんでいるので、実際は見た目よりもかなり細い体をしています。
この進化したスズメの侵入を阻止するのは難しそうです。

スズメに食べられてしまった稲穂
とにかくスズメが入りそうな隙間を見つけて埋めていくのですが、旅館を増築するかのごとく、付け足し付け足しをしたうえに、ありあわせのものでつくったので、完全に隙間を埋めることはできなかったようです。
しかたがないので、ちょっと早めに収穫しました。

収穫時のかなり悲惨の稲穂
2014年の結果。脱穀した状態での重さ。
プランター 40g
バケツ 65g
ペットボトル 25g
まず、大きいプランターのほうがバケツより少ないというのは、異常です。
そして前年、2013年と比べて見ると。
プランター 150g
バケツ 90g
ペットボトル 20g。
スズメはプランターを集中的に食べたことがわかります。

ちょっとノギがある脱穀が終わった籾
ついでに有機肥料を使いすぎて水が悪くなった2012年は。
プランター 30g
バケツ 11g
ペットボトル 量るほどもなし
苗を買い、肥料などが調整された苗代用の土を使った2011年は、プランターだけで250g。
同じプランターで育てたものとはとても思えません。
有機肥料が多すぎて水が悪くなり、できるだけ水が入れ替わるようにしていたのですが、それがこの惨憺たる結果。
まだスズメの被害のほうが少ないので、水の管理がいかに大切かということがわかります。
田んぼに有機肥料というのは珍しい話ではありませんが、プランターという小さな世界では、なかなかいいバランスを保つのは難しいようです。
ということで、2015年ははじめからきっちりとしたスズメ対策をしたいと思います。
そうしなければ、年々大胆になってくる進化スズメに対抗できなくなるでしょう。

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