在来種のような外来種のちっちゃな花 フラサバソウ
春は花の季節。
桜のように大きな木にたくさん咲く花ばかり目がいってしまいますが、足下をよく見てみると、小さい花もいっぱい咲いています。
そんな花の一つがオオイヌノフグリ。
空地に道端や公園、田んぼに畑までと人の生活圏の色んな所に生える雑草。
春に青い花を咲かせます。

オオイヌノフグリ
毎日たくさん咲いていますが、実は花の寿命は半日もありません。
朝咲いて、早ければ昼過ぎ、遅くても夕方には花を落としてしまいます。
そんなオオイヌノフグリから離れてなんか微妙にちがうオオイヌノフグリが。
花が小さく、色も赤紫色。

オオイヌノフグリとはちょっとちがう
とく見ると、花弁と花弁の間の開いていて、萼か苞には長い毛がたくさんあります。
オオイヌノフグリではなく、フラサバソウ。

大きさは5ミリほどのフラサバソウ
オオイヌノフグリと同じオオバコ科クワガタソウ属でヨーロッパ原産の外来種。
奇妙な和名は漢字で書くと「フラサバ草」。
フランスの植物学者二人の名前が由来となったので、漢字では書けません。
オオイヌノフグリほど見かけませんし、小さな花はまるで在来種のよう。
でも、トゲのような剛毛は、やっぱり外来種かも。
タグ♦ ちっちゃい花 春の花

- 関連記事
-
- 下赤阪の棚田の2015年 3月下旬のロゼット〈切れ込み(長い葉・短い葉)・線形の葉〉編 (2015/05/04)
- 在来種のような外来種のちっちゃな花 フラサバソウ (2015/04/29)
- 下赤阪の棚田の2015年 3月下旬のロゼット〈楕円形・三角形・へら形の葉〉編 (2015/04/28)
スポンサーサイト
タグ: フラサバソウ オオイヌノフグリ 春の花 赤紫色の花 青い花 ちっちゃい花
