金剛山の凍った滝の氷漬けの植物の5 モミジ谷第六堰堤2015
立春を過ぎた2月の金剛山。
大阪と奈良の間にある標高1000メートル余の低山です。
この時期限定の見どころができます。
氷瀑(ひょうばく)。
滝が凍ります。
もちろん北国ではあたりまえのことでしょうし、もっとすごい氷瀑もあるでしょう。
でも、よほどのことがなければ真冬日(最高気温が0度未満)にならず、郊外に行っても高山がない大阪では、滝が凍るところはほとんどありません。
ですから、貴重な場所なのです。
金剛山の氷瀑で有名な場所の一つ、北面のモミジ谷本流第六堰堤(えんてい)。

雪が少ないので氷が強調されたモミジ谷第六堰堤氷瀑
今年の金剛山は、雪が少ないだけでなく、時々雨が降って雪がなくなってしまいます。
1月末から何とかとけずに残っているのですが、温かい日ばかり。
それを考えると、なかなか凍っているのかもしれません。
滝だけでなく一面氷に覆われています。
1000メートルあまりの金剛山には森林限界はありません。
もちろん氷の下には植物が。
花崗岩(かこうがん)の岩場なのでコケやスゲの仲間が中心ですが、毎年氷漬けになっても生きています。

意外と厚い氷でコケもスゲも見えません
冬。
植物は凍らないように糖分を増やします。
寒くなると野菜や果物が甘くなることがあるのも、このため。
ということは、ここのコケやスゲはおもいっきり甘くなっている?
試したくありません……
タグ♦ 氷瀑 モミジ谷
■参考外部リンク■
金剛山登山道情報(金剛山のホームページ)
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