【 哺乳類のはなし】

[カテゴリ リスト] 【表示記事リスト】
ビオトープ
┃《ビオトープとは
山・森・里山
川・湖・池
海岸・干潟・海
公園・緑地・田畑
都市
野鳥・鳥
モズ
哺乳類
爬虫類・両生類
恐竜と化石爬虫類

節足動物
甲虫
昆虫(甲虫以外)
甲殻類
虫(節足動物以外)
その他の海の動物
草花
野菜・食用作物
お茶
樹木
花木
果物・実
紅葉・黄葉・褐葉
コケ・シダ
その他植物について
微生物・菌類・細菌 等
地衣類
博物館・植物園・催事 等
季節
本・DVD・物語・伝承
架空・神話・創作
語彙集
フィールドワーク
リンク
ブログのご利用について

〔関連タグ リスト〕

〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

雪が積もったら足跡いっぱいさがしに行こう! 2014年の金剛山の哺乳類編


 雪は降りますが、雪だるまを作れるほど積もるのは数年に一度という大阪でも、山にはつもります。



 大阪で一番高いところがある金剛山。

 雪がつもると日頃出会うことがない生き物たちが足跡を残してくれます。

 2014年の冬の金剛山で出会った金剛山の生き物たちの雪の足跡編です。




低山でも滝が凍る金剛山




足跡がわかりやすいように画質を調整しています。
画像の上を進行方向にしていますので、実際と上下が逆になっているものもあります。
タグ:雪の足跡



雪の金剛山の足跡
動物界 脊索動物門
哺乳綱
食肉目(しょくにくもく) イネやネコやイタチやクマの仲間
イエイヌ(家犬)Canis lupus familiaris
食肉目 イヌ科 イヌ属
古くに家畜化されたオオカミと考えられる
雑食
タグ:イエイヌ
おなじみの肉球と4本の指の先に爪があるのはイヌ科の動物の足跡。

山にいるイヌ科の動物というと、タヌキやキツネ。

ところが金剛山では犬を連れて登山をする人がいるのでイヌ科の足跡は、常にイヌの可能性を考えなければなりません。
この足跡は、登山口までの旧国道部分で人間の足跡と一緒にありました。
そして大きさも5センチ以上。
指の間隔が狭く、足跡の並びは重なったり重ならなかったり、左右にもばらつきがあります。

ということでイヌ(イエイヌ)としました。
ホンドタヌキ(本土狸)
Nyctereutes procyonoides viverrinus
食肉目 イヌ科 タヌキ属
分布:本州・四国・九州
雑食
タグ:タヌキ
こちらは登山道で見つかったこと、上のは足跡が左右2個ずつ並んでいること、右のは指が開き気味のことからタヌキとしました。

ただ、タヌキとするにはちょっと大きいかもしれません。
ホンドギツネ(本土狐)Vulpes vulpes japonica
食肉目 イヌ科 キツネ属
北半球に広く生息するアカギツネの日本に分布する亜種
分布:本州・九州・四国
動物食寄りの雑食
5センチ以上ありそうです。

よく見ると指が4本以上あります。
足跡がきれいに重なっているようです。

そして一直線に並んでいます。

足跡を重ねて一直線に続くというと、キツネの特徴です。

金剛山にキツネはいないことになっていますが、目撃情報がありますのでキツネでも不思議はないでしょう。
ホンドテン(本土貂)Martes melampus melampus
食肉目 イタチ科 テン属
本州・四国・九州
雑食
タグ:ホンドテン
イタチを大きくしたような細長い動物です。

簡単にいえば町に住むのがイタチ、山に住むのがテン。

金剛山の山頂のライブカメラに映るのが知られています。

金剛山では一番出会う足跡だと思います。

雪のない季節は、サインポスト(縄張りを表す)の糞(ふん)をよく見かけます。

イヌと同じ食肉目ですが、指の跡が5つあるのが特徴です。
足跡のパターンがいろいろあるのもテンの特徴。

上のはまとまってついているので、シャクトリムシのように長い胴を利用した歩き方でついたものかもしれません。

下のはY字に並ぶウサギ型。

横に並ぶのは後足、中央に縦に並ぶのが前足。

人間で言うと、跳び箱を飛ぶような感じで走るときにつく足跡です。
上のはまだウサギ風という感じですが、下はウサギと見間違えそうな足跡です。
食肉目
動物門 脊索動物門 哺乳綱
重歯目(じゅうしもく) ウサギの仲間
ニホンノウサギ(日本野兎)Lepus brachyurus
重歯目 ウサギ科 ノウサギ属
本州太平洋側・四国・九州
基本植物食
タグ:ニホンノウサギ
こちらはウサギ。

テンと同じように左右に並んだのが後足で、中央に縦に並ぶのが前足。

後足だけ長さが10センチを超えます。

テンは4つとも同じような大きさになります。
重歯目
動物門 脊索動物門 哺乳綱
齧歯目(げっしもく) ネズミやリスの仲間
アカネズミ(赤鼠)Apodemus speciosus
齧歯目 ネズミ目 ネズミ科 アカネズミ属
北海道・本州・四国・九州
日本固有種
基本植物食
タグ:アカネズミ
金剛山に住んでいるネズミは数種類あるようですが、地面を動き回る一般的なネズミということで、アカネズミとしました。

足跡が二つ並んでいるのはリスト同じですが、中央に細い筋ができるのが特徴。
尻尾の跡です。

大きさもわずかですがリスよりも小さくなります。

まるで2本足で歩いているようにみえるのは、前足と後足を同じところについて走るから。
足跡をたどると木樹の根元を掘った跡がありました。

蓄えていた木の実を食べるために掘り出したのかもしれません。
ニホンリス(日本栗鼠)Sciurus lis
齧歯目 リス科 リス属
本州・四国・九州
日本固有種
基本植物食
タグ:ニホンリス
ネズミの足跡に似ていますが、アカネズミよりも少し大きく、尻尾の跡が残りません。

逆八の字型に先のほうが広がるのも特徴です。
齧歯目
動物門 脊索動物門 哺乳綱
鯨偶蹄目(げいぐうていもく) ウシやクジラの仲間
ニホンイノシシ(日本猪)Sus scrofa leucomystax
鯨偶蹄目 イノシシ科 イノシシ属
本州・四国・九州
植物食よりの雑食
タグ:イノシシ
「偶蹄目」の名前のように蹄(ひづめ)が偶数なのが特徴。
足跡の指が二つに分かれていれば偶蹄目。

イノシシは後ろにも副蹄(ふくてい)と呼ばれる蹄がふたつあります。

普通に歩くとき蹄の跡は二つだけですが、坂を降りるときのように踏ん張りを効かせるとき、蹄の跡は4つ残ります。

この時出会った足跡はすべて坂を降りる方向に進んでいますので、蹄の跡は4つ。

身近な偶蹄目にはニホンジカがいますが、金剛山にはいないので、イノシシでしょう。
イノシシの足跡は10センチくらいなのですが、これが大きいのは足跡が重なっているためと思います。

歩くときには、キツネのように足跡を重ねて左右の足跡が一直線に並べる「ハンター歩き」になります。

雑食と言っても、ほかの動物を狩ることはないと思うので、不思議です。
鯨偶蹄目
哺乳綱
動物門 脊索動物門
雪の金剛山の足跡



 これは前の冬に出会った金剛山の哺乳類の動物たち。

 冬にも活発に動き回る動物は、ほかに鳥類もいます。

 それは次回に。



タグ♦ 雪の足跡 金剛山

■参考外部リンク■
金剛山登山道情報(金剛山のホームページ)


哺乳類の足型・足跡ハンドブック

新品価格
¥1,512から
(2015/2/5 22:26時点)

アニマルトラック&バードトラックハンドブック

新品価格
¥1,296から
(2015/2/5 22:27時点)

哺乳類のフィールドサイン観察ガイド

新品価格
¥1,944から
(2015/2/5 22:26時点)

関連記事
スポンサーサイト
››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 雪の足跡  金剛山の脊椎動物  イエイヌ  ホンドタヌキ  ホンドギツネ  ホンドテン  ニホンノウサギ  アカネズミ  ニホンリス  イノシシ 

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

comment

管理者にだけメッセージを送る

二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

検索フォーム
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
Yahoo!天気・災害
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
bk1
リンク
動物プロダクション サイエンスとゆかいな仲間たち
けろんの100円で昆虫採集!
相生山からのメッセージ
ななこの『生き物のお世話』ブログ
雑記帳~身の回りの出来事やら自然やら~
とある昆虫研究者のメモ
ACTOW
徳川広和・恐竜・古生物・模型・フィギュア作品ギャラリー
コトラ&ミーのこんにちは ご近所さん
すみれ奏へようこそ
そぞろ歩き
デジカメ・昆虫・写真
くろねこのチラシの裏
どくだみ荘日乗
故郷の廃家
とらログ
ようこそ大阪市立自然史博物館へ
インターネットミュージアム
いきもの を ぱちり!
管理画面
Amazon
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新トラックバック
QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる